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広島県が議長用に1830万円公用車 トヨタのセンチュリー


最終更新:10/22(木) 9:32
中国新聞デジタル
10/22(木) 8:02配信


広島県が、県議会議長の公用車としてトヨタの最高級セダン「センチュリー」を9月に1830万円で購入したことが21日、分かった。
同じ車種から18年ぶりの買い替えで、価格は1・7倍に上がった。
県財政の厳しさが増す中、県議会事務局は走行性能などを理由に「議長の立場や職務を考えると妥当」としている。


センチュリーは車体前面に鳳凰(ほうおう)の紋章をあしらい、後部座席にはマッサージ機能や11・6インチのモニターを備える。
9月に納車され、中本隆志議長(自民議連、広島市南区)の公務に使っている。
皇族の県内訪問で宮内庁の車が故障した場合の予備車にもなる。

 県によると前の議長車もセンチュリーで、2002年度に1060万円で買った。
走行距離が17万キロを超えたため、今年1月に県議会事務局内で後継車の選定委員会を開催。
同等クラスの車を念頭に、長時間移動に適した乗り心地や故障が少なかった実績を踏まえて同じ車種にしたという。

 ただ、県財政は厳しい。借金である県債残高は19年度末に2兆3227億1900万円と、02年度末比で1・5倍に膨らんだ。
20年度は新型コロナウイルス対策や経済支援で出費がかさみ、県は今年5月から全庁で事業を見直している。

 センチュリーの購入は一般競争入札で4月に契約した。県議会事務局総務課は「後継車の選定では財政状況の比較はしていない。
手続きを終えていたため、事業見直しの対象にはならなかった」としている。

 中国地方5県と2政令指定都市で公用車にセンチュリーを使っているのは、広島と山口の両県議会議長だけ。
山口県は8月、皇族送迎用の「貴賓車」との兼用として2090万円で購入した。
リース車では鳥取県知事のトヨタ・アルファードが月額7万2600円で最高。
広島県知事と広島市長はともにマツダ・CX―8で、月額は5万6210円、6万912円だった。


中国新聞社