6200系や9000系の大規模更新は施工に時間が掛かりすぎるのが難点。

阪急だと7000系は1980年から88年の8年間で210両を建造したが、
更新は98年に始まって手を掛けすぎて22年経っても未だに完了せず、
メニューも毎年見直したため個体差も激しくなってしまった。

西221系は474両を3年で建造したのを、8年で全車体質改善完了。
VVVF化など手の掛かる改造はせず、構体を丸裸にして補修して電線引き替えて
リフォームするにとどめ、入場期間きっちり2ヶ月に収めて次々に淡々と施工。
冷房やLED行先表示やSIVなど細かい機器は、
傷んできたら後からユニット載せ替えで手当するという考え方。

1本2本でおしまいなら金と時間を掛けて何だって出来ると思うけど、
更新工事は工期が長引くから営業に使ってる車両を大量に離脱させるわけにはいかず、
少しずつしか入場させられないという問題がある。