この国では、昔から道路の建設には税金が投じられるのに、鉄道は税金は使ってはダメ、自前で利益を上げて運営しろという謎理論で道路ばかり優遇されて来た。

多くの海外では、鉄道は敷設と設備維持は税金から支出され、運営会社は施設利用料を支払って運営されている。地下鉄やトラムは公共性に鑑みてかなり安い運賃で運営されて、建設費が償還できないとか償還に時間が掛かるから建設しないと言った変な議論は余りない。

港湾施設も空港も公費で整備されて、船と航空機は利用料を支払って運行される。

道路には数100億でも平気で税金を注ぎ込むのに、鉄道は250億の回収が難しいから投資しないと言う極めて道路優遇の政策は、まるで昭和の古臭いモータリゼーションの思想をそのまま引きずってる。