阪急+アルナの洗練された内装設計は
どこの車両屋も憧れの的だったからな。
ビスの隠し方、鴨居ドアエンジンも冷房ダクトも配電盤も出っぱらせずにすっきりビルトイン。
デコラは木目の柄の向きが連続し凹凸が出ないよう入念な接着工程を経て仕上げられ、
モール類の表面仕上げも質感が高まるよう巧みに選択されていた。

京阪 6000系は阪急風の設計流儀で塗色以外は全く京阪らしくないと言われたし、
JRになって早々、私鉄に学べと西の設計陣が阪急に見学を申し入れ、
その成果を体現した221系で阪急の設計陣が度肝を抜かれたのは有名な話。