これが、静岡県の専門家が考える山梨との県境断層だよ↓
静岡・山梨の県境断層(井川大唐松山断層)について
>JR東海は、約800mの破砕帯が存在するとしているが、田代ダムから早川に抜けるトンネル掘削において、古い工法でも掘削できたことから、800mの破砕帯は考えにくい、むしろ大井川西俣川直下の断層破砕帯が問題で、JR東海のボーリングデーターから、四万十層の背斜構造、断層が確認され700m付近に約10mの破砕帯が確認されている、その場所の湧水が無いと記載されているが、それが正しいとすれば、大井川の表流水が亀裂に沿って流入している可能性が高い。
>そのため山梨県側から掘削し地下水を排水するため、静岡工区の起点が変更されている。 


一方、JR東海の西俣川付近の断層部の考え方↓
2)千石斜坑の西俣川付近の断層部
>大井川(東俣)から西側に向かって実施した斜め下向きボーリング調査(調査B) の結果、西俣川付近の断層部では、コア採取率が低く、破砕質な地質が400m にわたり繰り返し出現することを確認しました。
>また、ボーリング調査における断層部削孔中の口元湧水量は400L/分程度(ボーリング掘削径約80mm) です。
>切羽周辺からのボーリングによる前方探査を実施し、破砕帯を確認した場合には薬液注入等を行い、大規模な突発湧水が生じるリスクを極力小さくしながら、慎重に下向きに掘削します。


同じボーリング調査データからこんなに見解が違うのである。
https://www.pref.shizuoka.jp/kankyou/documents/dai6kaiyuushikisyakaigishiryoubassui.pdf
静岡県の専門家は何処までが工区境と思っているのだろうか。静岡県の専門家が心配しているところの西俣川付近は、JR東海は下向きに掘削する。