>>903
私鉄よりJRの通勤定期の割引率はエグくて、JR東日本ですら、通勤定期旅客1人当たりの営業損失は118円の赤字。

調べれば解ること


JR通勤定期「私鉄より高い割引率」が抱える大問題
これまで財布に優しかったが、今後は値上げ?
2021/09/14
https://toyokeizai.net/articles/-/453480?display=b


『平成28年版 都市交通年報』(運輸総合研究所、2020年3月)には10km乗車したときの1カ月通勤定期運賃の割引率が掲載されている。同書で最新の数値である2014(平成26)年度の割引率は

JR東日本・JR東海・JR西日本の本州3社の幹線では49.3%であったのに対し、

大手民鉄の東武鉄道は32.4%、名古屋鉄道は42.1%、近畿日本鉄道は37.5%、大手民鉄の一員でもあり、地下鉄事業者でもある東京地下鉄は36.2%であった。名古屋鉄道の割引率がJR3社に近いが、それでも差は7.2ポイントと大きい。いま挙げたなかで最も割引率の低い東武鉄道と比較すると16.9ポイントもの差が開いている。



JR6社の定期旅客の営業収支は明らかに悪い。1人当たり244円の営業損失となっている。その内訳は通勤定期は233円、通学定期は283円のともに営業損失。割引率の大きな通学定期旅客はやむをえないとしても、通勤定期旅客ですら営業利益を計上していない。

他方、大手民鉄14グループ15社では定期旅客1人当たりで4円の営業利益を、10地下鉄事業者は16円の営業損失をそれぞれ計上している。後者はJR6社同様に赤字ではあるが、それでも1人当たりの営業損失ははるかに少ない。