同区間は食糧基地である道内と本州を結ぶ重要な貨物路線であることから、「食料安全保障の観点からも国が責任を持つべきだ」と強調。線路などを国の独立行政法人が保有し、列車を第三セクターが運行する方式での維持を提案した。

 バス転換が決まった長万部―小樽間の線路の存続方法についても言及。英国での取り組みを引き合いに、駅などをボランティアが管理し、保線レベルも下げて経費を抑えられれば、線路は観光列車に特化して「残せるのではないか」と述べた。(小沢弘和)