JR東日本の30代男性運転士が、中央線を運転中に業務用タブレット端末を操作し、仕事とは関係のないサイトを閲覧していたことが分かった。同社八王子支社が9日、発表した。同支社は「前方注視義務を違反した、重大な事象」とし、謝罪した。

 同支社によると、運転士は9月1日午後0時55分ごろ、中央線の東京発立川行きの下り快速電車(10両編成)を運転中、業務用タブレットを操作した。電車の時間や規定などを確認するために使われるのが本来の目的だが、私用に使ったという。

 乗客から「業務と関係のない画面を閲覧していた」と連絡を受けた同支社が確認したところ、運転士が運転中に新宿―国立駅間で30分間にわたり、断続的に関係のないサイトを見たことを認めたという。

 同支社は「お客さまには不信感や不安を与えてしまい、心からおわびする」と謝罪。乗務中に業務用タブレット端末を業務目的以外に使用しないことを改めて全社員に教育を徹底し、「信頼回復に取り組んでいきたい」としている。(平山亜理)

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