斉藤大臣会見要旨
国土交通省 2023年10月10日
https://www.mlit.go.jp/report/interview/daijin231010.html

>北海道新幹線の札幌延伸が延期される旨の報道について

>(記者)
>北海道新幹線について一つお尋ねいたします。
>建設工事の大幅な遅れによって、2030年度末を目指していた札幌開業の延期が避けられない情勢となっています。
>大臣の御見解と今後国土交通省としてどのように対応されるかお聞かせください。

>(大臣)
>北海道新幹線新函館北斗―札幌間については、令和12年度末(2030年度末)の完成・開業を目指し、工事を進めているところです。
>この工程については、昨年12月にとりまとめた有識者会議の報告書において、
>一つは、トンネル掘削によって生じる土砂の受入地の確保が難航したことによる工事着手の遅れや、トンネル掘削中に巨大で堅固な岩が出現し、これを除去するため掘削を一時中止したことなどにより、「一部の工区で3〜4年程度遅れが生じていることなどからすれば、非常に厳しい状況にはある」とされました。
>また、もう1点、なお相当の事業期間が残っていること、工程の工夫について各受注者と協議しながら進めること等を勘案すれば、「現時点で確定的な形で工期を見通すのは難しい」と報告書で指摘されています。
>このとりまとめのとおり、現在、鉄道・運輸機構において、工事の遅れや影響を軽減するべく、工程の工夫策等について、受注者等と協議を行いながら、鋭意工事を進めているところですが、現時点において、国土交通省として開業目標を変更したという事実はありません。
>国土交通省としては、引き続き、関係者の皆さまと協力をしながら、工程を精査しつつ、北海道新幹線の着実な整備に努めていきたいと思っています。