日本が貧しくなった理由は、労働者一人あたりの生産性がOECD34カ国中22位、先進7カ国のなかでは最下位(2013年)と際立って低いからです。
日本人は自分たちを働き者だと思っていますが、その“稼ぎ”はアメリカの労働者の6割ちょっとしかないのです。
日本人を苦しめる長時間労働は、ゆたかさにはまったく結びつきません。
その理由は日本の労働者が愚かでだらしがないからではなく、働き方の仕組みが間違っているからです。