未来はどうなるか?予測の不確実性は高い。
しかし、現在の積み重ねの先にある。

現在はどうして今のかたちになったのか?
それは、過去からの積み重ねの上にある。

過去の歴史はどのように生まれたのか?
それは、人間、社会の営みがあったから。

過去の歴史、今あるしがらみ、制約をリセットしたいという気持ちになることは誰しもある。
しかし、それを否定しては今の自分のアイデンティティーは成り立たない。

国も同じだ。日本の過去、歴史を無視して現在の憲法も、未来の憲法もない。

今の憲法がなぜ制定され、解釈を重ねながらも現在のかたちに治まっていたのか、再度考えるべきだ。そして、改正は熟議してなされるべきだ。

世の中が変わるには大事件がないと動かないだろう。地球温暖化、公害、バブル崩壊、アジア通貨危機、リーマンショック・・・。

世界秩序、日本の秩序が変わる時も大事件と悲劇がないと変わらないだろう。
それは、戦争や革命と無縁ではない。残念ながら、それが歴史からの教訓だ。

第二次世界大戦、ロシア革命、第一次世界大戦、明治維新、ナポレオン戦争、市民革命・・・。

憲法は過去からのメッセージだ。