そうだ、これも追加しておかないと

〇 天皇制は奴隷制だとする主張について

1.天皇制が奴隷制だとレッテルを張る見方は、決して一般的ではない。
  よって、一般的では無い見方を土台にして廃止すべきだする主張は、反天の中でしか理解されない。

2.皇族側が今の状況について、どのように考えてるかははっきりしない以上、
  当人が知る以上に、自分が知ってるとした上で、制度の廃止を求めることは、
  平等の強制に成りかねない。それは天皇の人権を中心に据え置いて考えてるとは言えない。

3.そもそも人権には自由権に属する愚行権という考え方が存在する。周りがどのように思ったとしても、
  その人自身の決定を重視すべきだする考えだ。制度の廃止によって平等の強制に至るようなやり方は、
  まさに天皇の人権を蹂躙することになりかねない。

4.去就の自由を認めたとしても、その後の生活を考えれば、その選択には自ずと制約が発生するといった主張に対しては、
  普通の国民生活が続けられるだけの金銭的なサポートを続ければ良い。
  こうした懸念は、廃止した場合にも生じる話で合って、むしろ選択の自由がまったくない分、天皇中心に物事を考えてるとは言えない。

5.そもそも、天皇における人権は憲法改正よりもはるかに容易な典範を改正し、去就の自由を認めれば天皇の自由権に従い概ね改善される。
  必要なら憲法改正でまで踏み込めば良いのであって、廃止の必然性には結び付かず、論理の飛躍がみとめられる。
  反天の主張は、天皇の人権問題というよりも、とにかく制度廃止が主目的であり、人権はその為の道具。
  かわいそうな存在ではないと困るといった意識が、一般社会では理解されていない”奴隷”という言葉を引き出したと思われる。