>>243
ケインズが貨幣論で示したように、デフレは金利生活者にとって有益であり、逆に賃金生活者にとって厳しい結果をもたらす
金利生活者のための政治を行いたいならデフレを歓迎しても良いだろうが、人民の大部分は賃金生活者であることは明らかである

そもそも「適切にリソースが活用されている」状態とは、ケインズの言葉では「遊休資源の存在しない」状態と言い換えられる
遊休が存在しなければ、つまるところ需要に対して供給が不足するのであり、インフレが進行するのは必然の帰結となる
「適切にリソースが活用されたデフレ」など、歴史上の前例も無ければ、理論上も起こり得ない