改めて整理すると、ニューディールの顛末は重大な示唆を与えてくれる

ルーズベルトの行った、インフラ敷設・環境保護・職業訓練は、アメリカを恐慌から救うことはできなかった
アメリカ人を失業と貧困から救ったのは、「ドイツ人と日本人を殺すための財政支出」に他ならない
ニューディールと戦争であれば、遥かにニューディールのほうが適切であるように見える
しかし、成果を挙げたのは戦争であった

人々を失業と貧困から救うためであれば、殺人に支出することも辞さないというのが、最も急進的な積極財政派の価値観となる
一方で、積極財政の「中身」に拘る人々は、「不適切な支出」を許せないから、場合によっては緊縮財政派と共闘することもありうる