エクスソードメサイア
14.
 旧シルバロニアに満天が蠢き、奇怪に、うねりもがき啞げ始めた。
光は其れを否定し照らさず。空は我が身とせぬ理由を大地に聞かせず。
大地は常しえに憤怒の爆発が冷めやらぬ……。お前は何様のつもりなのだ!
するとフィラスキュラが「我輩に何か……?」と言われたので、
いいえ、貴方様の事では有りませんと、全ては彼に理解を
示す事にならなければ間違いだ。だが、時は複雑に絡み突く…。
狂いし永遠……いや、只単に、”収まりを知らぬもの”は置き捨てて。