英語圏の場合は市場が大きいので、売れている著者であれば海外で翻訳して
もらわなくても十分食べていけるため強気
さらには、中国や韓国が翻訳権を高く購入してくれることも強気の要因らしい

一方、日本国内ではアンチ電子書籍の筆頭でもある東野圭吾など、海外では
チャッカリ電子書籍を出していたりするので驚かされる

おそらく、海外では電子書籍の出版も込みでないと本を出してもらえないため、
あちらの提示した条件を呑んだのだろうけど、このあたり日本の作家の低姿勢
が目につく
結局、作家に欧米でも認められたいという欲求が強いから、そうなるのだろうね

そういう意味では、出版の翻訳権は西高東低で、洋書の翻訳権は高額(強気)、
日本の翻訳権は低額(弱気)というのが見て取れる

日本で洋書の翻訳権を安く取得しようとすれば、海外のKDPから良作を青田刈
できるくらい、未知の新人を発掘できる強力な目利きが必要だろうと思う

いま「翻訳出版の危機」はどこにあるか?
https://magazine-k.jp/2016/10/07/in-the-crisis-of-translated-books-publishing/