P.K.ディック -Pエルドリッチの三つのせ15ん
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遙かプロキシマ星系から、謎の星間実業家パーマー・エルドリッチが新種のドラッグ〈チューZ〉を携えて太陽系に帰還した。
国連によって地球を追われ、過酷な環境下の火星や金星に強制移住させられた人々にとって、ドラッグは必需品だった。
彼らはこぞって〈チューZ〉に飛びつくが、幻影に酔いしれる彼らを待っていたのは、死よりも恐るべき陥穽だった……現実崩壊の恐怖を迫真の筆致で描いた、ディック円熟期の傑作長篇。
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P.K.ディック - 14
http://mevius.5ch.net/test/read.cgi/sf/1445017512/ >>27
知ってか知らずかわからんけど
創元で新訳出てるよ? >>29
あらそうなの?
アマゾンの中古なら買えるんじゃない
まあ、創元なら頻繁に復刊するから。 今ディック集めてるとこなんだけどサンリオは全般的にダメ翻訳なの? サンリオ文庫自体がとにかく大量の訳書を出す方針だったから
活動期間は短いのに一時期はハヤカワ創元より棚のスペース取ってた
だから、学生翻訳が混じってて意味わからない珍訳奇書がそこそこの率ある。 大瀧啓裕も、山形浩生が批判するほど悪い翻訳とは思わないけどなあ >>30
創元のディック権利は全て早川が買ったらしいけど? 大瀧を擁護するわけではないけど
山形って翻訳はうまいが作品解説はピントづれてるなーと思うことが結構ある
ヴァリス三部作の山形の評価も
勝手な個人の解釈を垂れ流してるという点では大瀧と変わらないんだよね 以前サンリオスレで訳が悪いと言われてたのは
「暗闇のスキャナー」「ビッグ・タイム」「ノヴァ急報」とか
「ノヴァ急報」の翻訳については山形がボロクソにこきおろしてた
大森に言わせるとこんな感じ
大森望@nzm
サンリオの翻訳で、さすがにこれはちょっと……と思ったのはプリーストの『伝授者』かな。
同時期のハヤカワ文庫SFとくらべて極端に悪訳率が高いという印象はない。
SFファンになじみのない訳者が多かったため、翻訳が悪いという先入観を持たれたのかも。
しかしなじみがあるからといって(ry 「あなたを合成します」で感じたのは、翻訳以前に日本語の文章としておかしいこと。
直訳にこだわるあまり日本語として意味通じなくなったと思った どっかの長生き悪魔風に「お前も合成人間にしてやろうか」とか
すいませんつまらないね
サンリオの一部の翻訳が悪いというのは知っているけど中古市場で
そんなに値崩れしてない感じだな
サンリオで一つのブランドになってるせいかな 恐怖の直訳翻訳で有名な野口幸夫も
サンリオでけっこう翻訳しているね
もっともあの人がおかしくなったのは80年代半ばからで
それまでは悪い訳者じゃなかったんだが ディックの小説主人公ってヤク中の麻薬取締捜査官とか高給取りのくせに金に困ってるとか、自分で離婚しておいて前妻に未練タラタラで、挙げ句の果てはそれを吹っ切るために植民星に片道切符で行っちゃうわろくな奴いない >>41
直訳のおかしさと言えば、散々ネタにされた変用風が吹く時って小説が
確か飛んでも本の世界に。
>>42
まあ、ディックがたらしってのは事実だろね。
駄目男好きの女なら、会心の一撃って事を普通にしそうだし。 創元が持ってた版権がハヤカワに移ったとしても山形訳の暗闇の
スキャナーは出さないよね
出されても困るけど >>44
ハヤカワで浅倉さんの訳出てるから今更山形訳出てもいらないなぁ ディック読む人って他に何読む?
やっぱバラードとかヴォネガット? バラードは好きだがヴォネガットは全然興味ない
レム、ディレイニー、ギブスン、イーガン等々 ウェルズとかチャペックみたいなのは読むけど近代SFはあまり読まないかなあ ディックだとR.U.Rはあんな幸福な結末にはならないな
普通にあっさりとしたバッドエンドになる レム、ストルガツキー、バラード、ウェルズ、チャペック、御三家。 >>54
史上初めて人造人間を「ロボット」と命名したことで知られるカレル・チャペックの戯曲
タイトルは劇中に登場するロボット製造企業「ロッサム・ユニバーサル・ロボット」の略
この作品に登場するロボットは機械ではなく生物的なパーツで構成される人造人間で、レプリカントに近い 面白いから読んでみた方が速い。
戯曲だから1〜2時間で読み終わるし。 フランケンシュタインは挫折した。
博士の青春時代くらいで。 RURは岩波/青空文庫がチェコ語版準拠で
グーテンベルグ21にある奴が英語版(アメリカ公演)で
オチとか違うんじゃなかったかな。 アメリカ版は第3幕がまるまま無いとか聞いた事がある
エピローグもあるやつと無い奴があるし統一されてない >>57
難しい表現も少ないからあっという間に原文で読んだな 馬肉を買って奥さんと食ってた話は本当なのか?
もしそれが作り話だというのならディック、
お前はSF作家になれると思うぞ 馬肉なんて長野県民の日常
ドッグフードじゃなかったか >>64
馬肉とリンゴとか青森と似てるな
これで大蒜と長芋と鯖と烏賊とホタテとホヤとシジミがあればほぼコンパチだな ドッグフードとして馬肉が海外では使われると聞いたことがある 欧米の中でも英米系は馬肉食は嫌われるけど
ドイツフランスは普通に食べるし売ってるの見たことある NHKの世界の居酒屋が出てくる番組で、スイスの馬肉しゃぶしゃぶ見たけど旨そうだった
厚めの肉をハーブが効いたスープでさっと茹でて食うの ドッグフード
犬を飼っているように見えないのにドッグフードばっかり買うので、
室内で虐待してるんじゃないかと踏み込まれた、という伝説。
実際は金がなくてそれ食って生活していた、という伝説
伝説なので真実かどうかはわからない。 読んでないがヴァリスかなんかの神的存在にみんなで祈るのではないか。 当時は誤伝と捏造の賜物の空飛ぶ円盤とか
今ではほぼ完全にインチキ扱いの超能力とかムー大陸とかが
オカルトじゃなくてSFの範疇だったんだよな 誤爆スマソ
>>72
事実かどうかは不明だが少なくとも馬肉の件は本人が述懐していることだし >>77
大瀧御大が訳したインタビュー本になんか言及してた気がする……
探してみるわ。 「銀河の壺なおし」のオチの翻訳は新訳が正しくて
その上で解釈はポジティブな方で合ってると思うんだがなぁ…
作るの辞めるわけでなし、彼の見識ならそういう評価になるに決まってるし
現実に向き合って「…まぁ、ですよねー(笑)」的なもので
直前の本人のモノローグのアンサーと捉えて
「もうダメだー」は違うんじゃないかなぁ。 時は2018年、つるべ打ちに新兵器をくり出す異形かつ非情な独裁者に世界は震撼する。これに抗すべく不産業者で、虚言癖のある第45代合衆国大統領ロベルト・トルムはある秘策をもって直接会談にのぞむ。
一方深宇宙観測衛星ヒポポタマスはアルファケンタウリから謎の巨大飛翔体が地球に襲来することを発見するが…
ディック初期の知らざれぬ中編、はっきり言って失敗作、太っちょで冷酷な独裁者なんてディックにしては、ステロタイプ過ぎる。虚言癖のある元不動産屋の大統領もキャラとしてはなかなかの立ち位置だがストーリーに直接寄与しているとはいいがたい。
ただ、現実世界と限りなく近いがピースがどこかちぐはぐな世界、その世界が外的なショックによって崩れていく、その疾走感はやっぱりディック、終盤の投げやりなストーリー展開も何となくゆるせるんだな。
やっぱりディックはいい!! アメリカで禁書になって地下流通して憲兵が取り締まってるんだな。 先週、ホームセンターのワゴンセールで、3バージョンが収録されたブレードランナークロニクルを、ゲット(税抜き970円)。生活に疲れた、ディックファンへのささやかな贈物。
素直にうれしい。 ライズ民間警察機構復刊しねえかな。
未訳本てまだあるんだっけ? >>87
SFでの未訳本は残っていない
主流小説(日本風に言うと純文学か)の未訳はあるけどね そっか。積ん読になってるガニメデ支配とバルカンの鉄槌たのしみにとっておくか。
いまテレポートされざる者を再読中。
中身すっかり忘れとるな、これ。 サンリオでリアルタイムに買って読んだなあ
一度読んだきりでもう忘れたけど アマゾンプライムでエレクトリックドリーム見てるけど、ディック作品映像化の中でも良い出来だな
原案ってしてる長編の映画よりちゃんと原作活かしてるしCGもちゃちくない
俳優も実力派ばっかりでイギリス制作だからか薄暗い空気感が合ってるわ テレポートされざる者読了。
今ひとつ面白なかった。 画期的発明テルポー装置で最速の宇宙船でも17年かかる植民星に瞬時に移動可能になるただし膨張する宇宙のおかげで片道切符。
テルポー装置を発明したTHLに仕事を奪われ、債権者に追われるアップルボームは欺瞞を覚え、一人で植民星鯨の口に彼の最後の資産宇宙船オムファロスで片道17年の旅に出ることを決意。
途中冷凍睡眠装置の部品を奪われるなど様々な障害を乗り越え出発したが、国連軍に拿捕される。
一方、彼を支援していたライズインクのマットソングレイザーホリデーは愛人のフレイアと共に部下の諜報員全員を連れてTHLのテルポー装置から鯨の口へ向かったが、そこでTHLの兵士に殺されてしまう。
国連軍に捕らえられたアップルボームは国連事務総長ホルストベルトルト謁見し、彼より協力を申し出された。
ベルトルトもTHLに疑念を持っていたのだ。 「怒りの神」は復刊されんね
あの2人の共作の割には凡作なのは確かだが まだ復刊されてないのって
アルファ系の氏族たち
ザップガン
テレポートされざる者
あなたを合成します
いたずらの問題
アルベマス
ブラッドマネー博士
ライズ民間警察機構
怒りの神
こんなもん? ディック好きな人ってサンリオなどの絶版以外はコンプしてるんでそ?
ディック以外のSFって何読んでんの?
わいは宇宙戦争、スペオペ苦手(というか飽きた)んで、違う作品読もうかと思うが何がディック好きが好みそうなの何がある?
クラーク、ハインライン、ニーブンあたりの大御所は大抵読んでるんだけど、ルグィン とか、ダンシモンズとかはまだ読んだことない。
取り敢えず高校同級生のルグィン から読んだ方が良い? ていうかディックを連続して読むのってキツくね?
ディック以外のSFを数冊読んでディックを1冊読むってローテだわ >>108
ああ、わかる。
いまはディック→ゴシック(桜庭一樹)→ディック→ゴシック→ゴシックって感じで読んでる。
ビクトリカかわいい >>110
>>111
なるほど_φ(・_・メモ
ブックオフ行ってくる ジョージオーウェルって1984年のひとか?
この間ブックオフオフで捕獲したから次の次の次そのまた次くらいに読んでみよ。
次はエンダーのゲーム、私を離さないで、ハイペリオンを読むからその後読もう あんまりガチガチのハードSFって好きじゃないな。
ガチガチで酷いやつは手技書でも読んでるみたいだ。
60年代70年代のSFが好きだよ とくにこだわりなく何でも読むけどイーガンだけは苦手
友達になりたくないタイプの登場人物が次から次へと出てくるのでしんどい >>113
> ジョージオーウェルって1984年のひとか?
そう。
代表作はSFでなくスペイン内戦の共和国側の内幕暴露ルポルタージュ。SF作家とは言えないんだけど、ウェルズの影響あるし、彼への愛憎半ばした評論も魅力的。 ディックの小説って最後大団円で終わるの少ないね。
必ず何か含みを持たせて終わる。 短編はうまくオチがついて終わるけど、
長編は割と投げっ放しというか
「え?これで終わり?」みたいなのよくある印象。
慣れればそれが癖になるけど。 今まで読んだディック
未来医師:読んだディック作品では一番面白かった 9点
最後から二番目の真実:読み終わるのに時間がかかったが楽しめた 7点
パーマー・エルドリッチの三つの聖痕:面白かったが少々難解だった 6点
ユービック:文句なく面白かった、やっぱりこれが一番か 10点
死の迷路:面白かったがオチで一気に萎えた 5.5点
今の読み終わったらディックを読もうと思うんだが何がお薦め? >>122
昨日読み終えたが、流れよ我が涙が面白かったよ。
あと宇宙の目とか、ベタだけど電気羊。 >>122
その系統ならフロリクス8から来た友人か宇宙の眼か偶然世界で レスありがとさんです
電気羊は映画の印象が強すぎで読まず嫌い
ユービックはディック総選挙で1位になるだけあってさすがに面白かった
未来医師はディックっぽくない感じがしたけどSFとして良かった
流れよ我が涙は本屋に行くたびに手に取るんだけど買うまでにならないんだな
フロリクス8は以前探したんだけど見つからなくて
また探してみます >>126
フロリクス8絶版なる前に買った方が良いよ。
逆回りの世界とか絶版になってたわ。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています