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■羽生結弦、ANAの方に「勇気もらったという言葉いただけた」/一問一答3
https://www.nikkansports.com/sports/news/202104160000030.html
日刊スポーツ [2021年4月16日1時19分]

> −前日に「演技で何かしらの希望になれれば」と話していた。以前、試合を辞退したことも
> あったが、演技で何か残すことができる、と思うようになったきっかけはあるのか
>
> 羽生 1番、大きかったことは、自分のスポンサーさんであるANAさんのフライト。
> スウェーデンから日本に帰る時に、ホントに誰も乗っていなくて。空港に行っても
> ホントに真っ暗で。海外の人からは『ゴーストタウン』と言われているんだよ、というような、
> ぐらいの空港の状況を見たり。自分自身は、自粛することがすごく大切だと思っていましたし、
> 自分が感染を広げないことと、自分がその感染を広げる、人の移動のきっかけになっては
> いけないということをすごく感じて、グランプリ(GPシリーズ)は棄権したのですが、
> 今は、もちろんその気持ちも持ちつつ、そういう職の普通のあり方がなくなっている方々、
> または、こういう状況の中で苦しんでいる方々、こうやって大会を開催してくれたり、
> 運営していただいたり、またはここに来ているテレビの方々、記者の方々含め、本当に
> 大変なことを痛感したので。僕は、そのお仕事という場に、僕が身を寄せることによって、
> 何かしらの、うん、力になれるんじゃないかという風に思いました。そして、空港で
> 案内してくださった、お世話してくださったANAの方が『おめでとうとは言えなかった』
> とは言ってたんですけど、『本当に勇気をもらいました』と。『僕の演技で力がもらえました』と、
> そういう言葉をいただけたので。もちろん、まだ複雑な気持ちはありますけど、
> 両方とも持った上で、出てもいいのかなと思って、今回は(出場を)決意しました。