■航空需要が巨大である(と予想される)ので、複数空港に分散せざるをえない都市の例:
東京、ソウル、上海、ドバイ、ロンドン、パリ、ローマ、ミラノ、モスクワ、
ニューヨーク、ワシントン、マイアミ都市圏、シカゴ、ダラス、ヒューストン、
サンフランシスコ都市圏、ロサンゼルス、サンパウロ

■複数の飛行場があっても、旅客・貨物の1空港集約を維持し、競争力を増した都市の例:
シドニー、マドリード、アムステルダム、ストックホルム、トロント、
アトランタ、オーランド、タンパ、シアトル、フェニックス、ラスベガス

■旧空港を閉鎖あるいは機能縮小し、旅客・貨物を新空港に集約させて、競争力を増した都市の例:
香港、広州、バンコク、クアラルンプール、シンガポール、ベンガルール、ミュンヘン、アテネ、オスロ、デンバー、ダーバン

■1空港で十分なのに、無駄に複数空港に分散させて、競争力を増した都市の例:
皆無(ゼロ)

■1空港で十分なのに、無駄に複数空港に分散させて、競争力を落とした都市の例:
昔のモントリオール、現在の大阪
(機能面、政治的、軍事的な理由があるので、大阪ほど間抜けではないが、分散の悪影響がやや見られる例)
現在のベルリン※、台北、リオデジャネイロ、ブエノスアイレス

※注:ベルリンは単一空港への集約を決定。
 既存空港群のうち、最も都市中心から遠いが騒音影響が少なく拡張性に優れたシェーネフェルト空港を新空港として整備中。