正確にいうと、「定理」はすべて正しい。
「前提(公準)」は正しいものとして、
そこから、「定められた導出規則」によって
証明されたものが「定理」なわけだから。
そうなると、「フェルマーの小定理」とか
「フェルマーの大定理」とかいうのは不正確であり、
フェルマー自身による証明も残されていないので、
どちらも「フェルマー予想」と呼ぶのが正しいのでは
ないだろうか。
まぁ、「ユークリッド幾何学」っつーのは、かなり
“やりすぎ” な感じはするが、構成的な数学の
基礎としては、よくできていると思う。
整数論は、「ペアノの公準」がある(つーか、
ヒルベルトの数論がある)ので、いいことにしよう。
だけど実数が出てくるあたりから、「あれ、やばいんじゃねぇ?」
みたいな話をゲーデルが始めてややこしくなった。