>>32 さま。
>>57 のレスは、かなり不親切なものだと思うので、
あらためて補足いたします。
全体的な意見としては、「日本語には正書法が確立していない」と
いうことです。ただし、それ以前に「国語学上の用語の、スタンダードな
定義が決まっていない」という問題があります。
たとえば、「長文」の定義です。要するに「長い文章」なんですが、
「全体の文字数が多い文章」なのか、「センテンス(一般的には、句点
「。」で区切られる部分)の文字数が多い文章」なのか、「文のなかの、
意味上のブロックの文字数が多い文章」(これは、一般的には読点「、」で
区切ることで短くできます)なのかが、はっきりしません。そもそも、
「文章」と「文」が同じ意味なのか、違うとすればどこが違うのか、からして
明確に定義されていません。
句点に関しては、「大きいブロックから切ってゆく」という原則があり、
場合によっては「括弧によって範囲を示す」という手段があります。
センテンスの場合は、長すぎると思ったら接続助詞の手前で切り、
接続詞で置きかえることで短くすることができます。
そういったことの「具体的な手法」や「適用の基準」を説明するための
道具である「用語」が整備されていないというのが、日本の作文・小論文
作成の教育システムの欠陥のひとつではないでしょうか。