インターネットドメインの無償TLS証明書であるLet's Encryptなどを運用している非営利団体ISRG (Internet Security Research Group)のProssimoプロジェクトは二つの目標を掲げている。
「私たちの目標は二つある。1つは、インターネットを支えるソフトウェアインフラをメモリ安全のコードに書き換えること。もう1つは、メモリ安全性に関する人々の考え方を変えることだ。『C』や『C++』のようなメモリ安全ではない言語で書かれたソフトウェアを展開するのは危険だという証拠があるにもかかわらず使われ続けており、人々がそのリスクを十分に認識し、メモリ安全性をソフトウェアの要件と見なすようにしたい。」
このソフトウェアインフラのメモリ安全性向上に向けて取り組むProssimoプロジェクトの一環として、suやsudoなどのセキュリティユーティリティーを「Rust」で再実装して広める活動も行われている。