事前に指定席券を買わずに乗るヴァカなイパーン人が多いからか、JR東日本に続く形で拝島ライナー、京王ライナーと
「指定席券を車内で買えば割増」が定着してきたね。自分も大賛成。本来、指定席は事前に買って乗るべきもの。

そもそも、昔は指定券を買わずに全席指定の列車に乗るなんてあり得なかったからな。
往年の全席指定の列車といえばほとんどが「特別急行列車」、県庁所在地クラスしか止まらないまさに「特別な」列車、言い換えればハレの列車。
今で例えれば結婚式場を予約せず飛び込みで挙式する奴がいないのと同じくらいの感覚で、特別急行列車に特別急行券無しで飛び乗るなんてのはあり得ない非常識だった。
庶民にとっての普段使いの列車は急行や準急、あるいは長距離普通列車で、こいつらは大半が自由席だったから問題なかった。

それが、昭和後期から次第に「特別急行」が「トッキュー」に成り下がり、「エル特急」という愛称のもと自由席がメインになり、
停車駅も往年の急行以上に増えて近距離でも普通列車の代わりに乗るようになり、ちょっと座席のいい快速みたいな感覚になって、
自由席券だけや無券で飛び乗って空席に着席して車内で払うなんてことが普通になってしまった。

その反動として、平成も終わりが近づく今になって、本来の指定席の意味、原点に回帰しているのかもしれない。