>>967
電流が流れていない8の字コイルに車両コイルが近づいていくと、
電流が流れ始め、1アンペア、2アンペア、3アンペアと接近し続ける間どんどん増え続ける。
そして、車両コイルが8の字コイルの位置に来た時、
8の字コイルに100アンペア(アンペア値は仮定。実際の電流値は知らない)流れているとする。

そうすると、次の瞬間から車両コイルが8の字コイルから離れ始めるので、
反対向きの誘導電流が発生しようとしはじめるが、既に100アンペア流れている最中なので、
急に反対向きの電流に反転するはずもなく、これまで増える一方だった電流を減らす現象として効果が現れる。

離れるに従って、99アンペア、98アンペア・・・とどんどん減っていき、車両コイルが完全に遠ざかったときに、
1アンペア→0アンペアとなってそこの8の字コイルの電流は止まる。

つまり、車両コイルが近づいてきて最接近し、完全に遠ざかるまでの間、
流れる電流の向きはずっと同じで、電流の大きさだけが山成りに変化する。

電流の向きがずっと同じということは、近づいているときも遠ざかるときも、
下ループは車両コイルと同極で反発し、上ループは車両コイルと異極で引き合う磁極が表れているということ。

だから、下ループと引き合って上ループと反発するようなことは無い。