>>226
「整備新幹線型架線=高速波動シンプルカテナリー架線」として既に
鉄建公団工事区(整備新幹線)に採用の方式が、
永年の安定的な性能が実証されて既存区間に採用されるモノ。

架線動作解析が当初の静的解析ではなく、架線偏倚の波動速度に着目して、
その70%の速度までなら安定した集電が出来るという実験結果を得て、
まずは整備新幹線に採用。(=整備新幹線型シンプルカテナリー架線)

単線の波動速度vは、v=sqrt(T/ρ) として算出される(:張力T、線密度ρ)から、
まずはコンパウンド式の東海道新幹線の架線張力を大きくし(2d)、他に普及、
整備新幹線では高張力シンプルカテナリー方式で波動速度を上げた。

鋼芯架線は、波動速度に直結する (張力/線密度) を大きくするための工夫。
(一部に「軽量架線化」と呼ぶ向きもあるが、以上の理由からあまり適切ではない呼び方。
「高波動速度型架線」の方が動作原理説明として明快だと思うのだが・・・・・・・・)