クルーズトレインに対する考え方ですが、私は「観光のあり方を変えた」と考えており、
「インフラ建設ありき」ではなく、これからは地域資源を掘り起こす時代になったと言えます。
クルーズトレインは、新規に社会インフラを整備しなくても、地域に眠れる資源を掘り起こした
ため、こちらを評価しています。

 クルーズトレインの導入によるノウハウが蓄積したため、これをフィードバックさせれば、
1990年代の状況には復活すると考えています。

 少子化や他の輸送手段との競争などもあり、鉄道事業は利益が出づらい事業になりつつあるが、
寝台夜行列車は潜在的な需要が見込めるため、「乗車することが目的」の列車として、復活すると
確信しています。