>>65
その手の資料って本当に専門書当らないと出てこないと思うよ。
だからまぁ、知る限り国鉄時代の〜と言うより電算化前の時代と言う話を前提に進めるけど(誤りがあったら指摘ヨロ>各位)

そも、貨車だって所属区があって車輌一両ごとにキチンと台帳があって走行距離とか使われた列車が管理されてた訳よ
んで、全検期限が来る前に回送手配が行われて、所属区指定の貨車工場で検査を受けてた
国鉄時代には貨車専門の工場も幾つかあって(横浜線の橋本とか)、そこでは各所属区の貨車を集中的に検査してた(はず)

それで、実際の話としてはかなりいい加減と言うかフィーリング的な運用が行なわれていて、
例えば汐留から梅田まで車扱いの貨車一両お願いします〜とか荷主の要望を受けて貨車を仕立てた時だって、
汐留の片隅で出番待ちの貨車から一両抜いて使ったわけ

で、編成に組み込む時に出発駅では編成係が車輌のナンバーと検査期限書いて記録するんだけど、
その記録は鉄道電話で関係各所に全部送られる事になる
言うまでもなく全て人力だし、この辺りは鉄道記録映画なんか見てると専門スタッフが資料の山をひっくり返すシーンがチラホラ出て来ると思う
(雪と戦う鉄道あたりだとラッセルの運転手配を司令が決定して関係各所に通達するシーンがあるけど、基本それと一緒)

通達を受けた貨車区は自区所属貨車の台帳に全部記録するわけだね
だから昔の会社とか企業団体などは、とにかく人手が必要だった訳だ