>>949

そう。
彼が誤っているのは、原発に内在する「故障リスク」と、外在的な「天災リスク」を混同していること。
前者は、稼働している原子炉の基数と有意な関係にある。
但し、計算式としては、
(故障した基数)/(平均稼働基数)×(平均稼働年数)
とすべきだろう。

他方、外在的な地震等の天災リスクは、稼働している原発の基数から独立している。
稼働基数が1基であろうと、50基であろうと、起きるときには起きる。

他にも、以下のような疑問がある。

・地震の発生確率は、算定期間によって異なる。
人間の死亡確率に喩えると、20歳からのそれは、60歳からのそれよりは明らかに低い。
東日本大震災以降、地震の発生確率が高まっている可能性があるので、今までの年数とこれからの年数を単純に比較できない。
・地震の発生確率には地域差があるので、厳密には、それも考慮する必要がある。