TBSの女性APによる男性ADへのセクハラが、写真週刊誌『FLASH』の報道によって明らかになった。


被害男性たちは上の役職に掛け合うも相手にされず、3月に複数のスタッフで法務コンプライアンス統括室に相談したところ、事態が把握される形になったとのことだ。


問題の女性APは「私用のために番組を離れる」と記事で伝えられており、正式に処分が下った様子はない。

TBSからの公式声明や「ラヴィット!」番組内での釈明等も一切なく、「そんな事件はなかった」かのごとく、知らぬ存ぜぬを貫いている。


「TBSは昨年、一連のジャニーズ問題を受け、社員・元社員に聞き取り調査を行った検証番組を放送しました。しかし、自局のセクハラでは検証も反省も行わず、視聴者への説明責任を果たそうとする姿勢も感じられない。ジャニーズには廃業や名称変更を求めながら、『ラヴィット!』は何事もなかったかのように平然と放送されています」(メディアジャーナリスト)

ジャニーズ検証番組などで、あれだけ示した反省が全く生かされていない体質も問題だ。

「検証番組や『報道特集』では、女性に比べて男性の性被害に対する認識が甘く、疑惑を追えなかったと反省・自戒しました。しかし、今回の騒動を黙殺している辺り、こうした反省は単なるポーズだったのか。『権力関係を使い、複数の被害者がいて、隠蔽同然に密告があるまで動かず、発覚後も黙殺をする』様子は、ジャニーズをとやかく言えない」(同・ジャーナリスト)

ジャニーズ騒動後、所属タレントに「もう笑えない」との声が多数向けられたが、このケースに当てはめるなら「ラヴィット!」も、今後は笑えないということになるだろう。