森田の良い点を述べばしょう。神経症の患者の視点から詳細に分析して、症状別にカテゴライズしていること。お蔭で今まで漠として
ぼんやりしていた神経症の概観が森田によりすっきりした。しかし森田療法をすれば神経症が治ると指導したのは
間違いであった。彼は神経症の患者であって治った人ではなかったからです。