>>689
> 幼少期の容疑者を見たことがあるという近くの女性は、
>「スパイダーマンの話はうわさ程度ですが聞いたことがあります。小さいころはよくチワワの散歩をしていて、動物が好きな子という印象があったんですけど」とポツリ。
> 容疑者一家を古くから知る近隣住民は、
>「ご両親は息子さんが再犯しないように注意していたらしいんですが、また起こってしまって。本当に参っているようです」
>と同情する。

>余命半年の母は……
> 容疑者の更生を願っていた両親は、今何を思うのか。自宅を訪ねて母親に話を聞いた。
>「刑務所から出てきたあと一生懸命、警戒しましたが、なんでこんなことをするのか私にもわかりません。
>実は息子が無職と知ったのも逮捕されてからなんです。毎朝、作業着で家を出て、夜に同じ服装で帰ってくるので、ちゃんと仕事をしているものだと思っていました。もうどうすればいいのかわからない」
> 母親によると、出所後は自動車の整備関係の職についていたという。しかし、いつの間にか辞めて、家族に嘘をつき、働いているふりをして金を盗んでいた。そんなに金に困っていたのか。

>「私は大腸がんを患っていまして、余命半年の宣告を受けています。抗がん剤治療などをしていますが、意外とお金がかかってしまう。推測ですが、それを都合しようとしたのかもしれません。
> “お母さんが死ぬ前に旅行に連れていってあげたい”と言われたんです。だったらまじめに働いていれば、お金はちゃんともらえるのに……」(母親)
> 紺色のカーディガンを羽織った母親は見るからにやせ細っており、時折、言葉に詰まりながらも淡々と話した。「本当はものすごくいい子なんですよ」と少しだけ言葉に力を込めた。