ま、結果的に雑用を毎日している。何故雑用と言うかは、神経症の人は大きく構えるから
だ。やるべきをやるとか、仕事、勉強になってしまう。最も神経症者に不足しているのは、目に入った
情報をただ処理することだ。対人恐怖では一種の盲目になっていて、目に入ったものが処理
出来ない。

ここで重要なのは、雑用を神経症を治す手段にすると、雑用が強迫観念になってしまうことだ。
私もフラッシュバックに入ると同じ間違いをする。だから2か月間神経症の戻りを経験して
大変ショックを受けたものだ。

雑用は神経症を治すためのものではない。生きると言うのは雑用の塊なのです。雑用とは
生きる動作だ。これが停止しているようでは、神経症が治らないばかりか、生活そのものが
成り立たない。