>>962
壊れるというと定型があるとすればその大多数の形からは外れる成長の仕組み。
でも、自然淘汰されずに集団の中に一定の割合で発生するということは先天的異常とはいえ必要に応じて遺伝子が表に出てくるのだから完全な失敗とは言えない。
急速に大規模化した社会の変化の中ではその存在意義が気づかれにくい。文明の発展には発達障害と言われる人たちの存在がなければプラスにもマイナスにも変化が起きず、やがて集団は全体にかかる共通の問題で等しく滅ぶ。
この時に型から外れた者の存在が重要であり、本人が何か寄与せずともその異常な存在から定型が問題解決のヒントを見つけるという事もあるんじゃないかな。
だからこそ脳の先天的な異常発育は完全に淘汰されない。必要とされて少数に限って発生するように遺伝情報にプログラムされているようなもの。