たとえば『覚せい剤 切れ目 症状』などでググッてみれば、その症状は向精神薬を服用し始めてから体験した症状と驚くほど酷似していることに気づくかもしれない。
とはいえ、違法薬物も向精神薬も大きく分けるとアッパー系(ハイになる)とダウナー系(まったりする)の二種類に分類できるので、必ずしもその限りではないが…。

ちなみに覚せい剤はバリバリのアッパー系の薬物である。
覚せい剤は向精神薬でいうなら抗うつ薬に該当するだろう。
しかし、抗うつ薬にもアッパー系とダウナー系があり、必ずしも抗うつ薬のすべてがアッパー系というわけではないのだが…。
また、大雑把にいえば、エビリファイ、ラミクタールもどちらかといえばアッパー系の薬ともいえる。
変則的には、ドグマチールもどちらかといえばアッパー系の薬物に分類されるだろう。

また、現在では処方されることは非常に稀であろうが、リタリンは覚せい剤そのものと言っていいほどの薬であった。
そしてインチキ病名の発達障害に処方される薬のコンサータは、リタリンの徐放剤ともいわれ、言い換えれば少しずつ影響を与える覚せい剤とも言えるのである。