話が逸れるが、自分としては“かえる”と聞くと、即座に“センソ”を連想する傾向がある。
この“センソ”とは、いわゆるヒキガエルのある部分の分泌腺から出る特殊な物質のことで、言わば天然の麻薬作用がある物質のことである。
古代中国では「ガマ仙人」なる者が存在し、ヒキガエルと楽しげに戯れる絵などが残されている。
これはセンソを摂取したことで、常人が達することが出来ない精神的な境地へと達した可能性があるのではないか? などと個人的には推測している。
センソに関する文献は極めて少ないが、数少ない摂取後の変化を端的に述べたものによると、
「音楽が非常に臨場感を持って聞こえるようになった」とか「風景や物がリアルに見えるようになった」など、
ある意味マリファナを摂取した人が述べる感想と似たようなところがある。

日本でガマ仙人といえば栃木県つくば市の筑波山が筆頭に挙げられる。
筑波山周辺では江戸時代から「ガマの油」なるものが売られており、これはいわゆる万能薬として人気を得ていたようである。
江戸時代当時のガマの油には本当にセンソが含まれていた可能性があるが、現在、筑波山周辺で売られているおみやげの「ガマの油」は、ワセリンにテキトーな生薬を混ぜ込んだ偽物であろう。

ちなみにアメリカでは、「カエル舐め禁止法案」とでもいうのか、そのセンソを「摂取してはいかん!」という法律があるらしい。

まぁともかく、自分にとって“かえる”といえば“センソ”なのであり、精神科医の机の上に蛙のオブジェがある理由はやはり「知らねーよwww」なのであった…(笑