かつてフィギアスケート選手だった荒川静香はイナバウアーが評価されたが、
おそらく95%以上の者が「上体反らし」のことをイナバウアーと勘違いし、
「爪先開き横滑り」がイナバウアーだと判っていた者の方が少数だった
解説者が「これはイナバウアーです」と述べた際、信じ難いほどに多くの者が
誤った着眼をしてしまったのだ

自閉症についても同じことが言える
カナー症候群当事者を登場させて「これが自閉症です」と示された際、
多くの者が知的障害部分を見て、それが自閉症の特性だと勘違いする
昔カナー医師が発見した、自閉症と知的障害との差異部分を知っている者は少ない