満足のいく生き方、悔いの無い人生ってのはタナトフォビアには絶対ないんだろうな
どんなに裕福な家庭に生まれ学歴・職業共に完璧な人生を送って
老後も子供や孫に囲まれて幸せな生涯だったとしても、
臨終の間際に良い人生だった!と笑って死ぬ事は絶対に出来ない宿命

タナトフォビアにとっての幸せは無限に現在進行形で生き続ける事であって
それが不可能なのは自覚しているし、
いつか終わる・止まる・消えるのが決まっている人生に幸せを見出す事がそもそも出来ない
そこに貧乏か金持ちは関係ない
金があれば一時死の恐怖を忘れる事が出来る娯楽や享楽の選択肢が増えるが、
あくまでも一時凌ぎの誤魔化しに使える選択肢が増えるだけで
死の恐怖や憂鬱という感情その物を治す事は出来ないからだ