>>924 >>928
私の場合は違うのですよね。
タナトの恐怖心は薬で克服しています。
ですが、この世その物に対する厭世観が残った。
このどうしようもない絶望感は恐怖とは無関係に心に残りますし、薬でも治せません。

自分が生きていられるであろう残り50年やそこらでは
科学や医学は死を克服したり、無を解決できたりはしないであろうという絶望。
地球だけでなく宇宙も含めて一切のオカルトは存在を許されない
物理法則に縛られた「この世」の救いの無さ。
過去でも未来でもなく現在に生まれてしまった己の運のなさ。
自分が死んだ後もこの世は続いていくが、いつかは人類も滅亡して
観測者がいなくなっても宇宙もこの世も続いていくという虚しさ…。

あの世はない。死んだら消える。
私はこの二つの結論から恐怖に狂いましたが、
恐怖を克服してもこの二つから想起される様々な疑問は
私を厭世観と虚無感に包むには充分すぎました。
今はもう、怖くはありません。ただ、虚しいのです。全てが。