>>92
それは症状の程度にもよるんじゃないすかね。
俺の場合、強烈な強迫観念になると、世の中がすべて汚染された気分になるんだよ。
たとえていうなら、色付きの眼鏡をかけるような状態。
そういう状態になると一日中、あるいは何週間何か月たっても色がついたまんま。
強迫観念を打ち消すための強迫行為(儀式)をやれば色付きの眼鏡ははずれるが、儀式をしなければ色がついた状態が続く。
しかし、ずっとその状態が続くわけでもなく、時間が経つにつれて色が薄らいでいくという感じ。

他人の例でいうと、たとえば家を清潔に保つために公園で寝泊まりする人もいる。
この場合も公園で寝泊まりするという儀式をやめれば観念も薄らいていくとは思うが、
公園で寝泊まりしている間は観念が消えることはないだろうね。
もしかすると自然治癒して家に帰ることもあるのかもしれないが、俺にはわからん。

億万長者で知られるハワード・ヒューズは強迫性障害だったことが知られているけど、
彼の症状も晩年は酷かったらしいからね。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%92%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%BA
「彼は極度に細菌を恐れるようになり、トランス・ワールド航空を売却した資金で、1966年にネバダ州のラスベガスにある有名なカジノホテル、デザート・インを買収すると、完全に除菌された最上階のスイートルームから、殆ど外出しなくなる。
彼はドアノブを除菌されたハンカチで覆わないと触れなかったり、手を洗い始めると肌が擦り切れ血をだすまでその動作をやめられなくなり、手の洗浄や入浴が一切できなくなったという話がある。そのため、彼の髪と髭は伸び放題で、体は垢にまみれ異臭を放っていたという」

本当に強迫性障害なら彼の気持ちが痛いほどわかるだろう。