アアモバンやルネスタの苦味は唾液から来るというが、より正確には錠剤そのものの苦味ではなく、代謝?された時に薬が血液をめぐって苦味が発生するから、極論的には、経口服薬ではなく、(この2剤にあるかは知らないが)経管や注射のように舌・口(くち)を通過しないで体内に入れても理論的には苦味が発生する。
ところで臨床試験≒治験で入眠速度でどうやって測ってるんだ?自己申告は不可能だよな。薬を飲んだフリして飲んでない奴も。なお、副作用と主作用は必ずしも因果関係はないので、「苦味を感じたら効き始め」というのは人にもよるが医学的には正しくない。

2剤のどちらが苦いかは個人差あるが、どちらでも苦味を感じないという人もいるし、あとは朝飯を食べぬ人は苦味を感じにくいか?(夜勤云々はここでは割愛)(アモバンは見た目がカプセルだから、風邪薬カプセル錠みたいに苦味を封印できないのか?いや、ああいう風邪薬は吸収効果の関係でカプセルにしてるだけで別に苦くはないのかな?)

精神科医!でにオレキシンを概日性リズム障害 を直す薬、つまりロゼレムと勘違いしてる人がいた。ところでロゼレムって、要はメラトニンだが、メラトニンのサプリとどっちが効く?
あとは太陽光の補助補佐的な役割が強い薬だと思うが、太陽光をあまり浴びない夜勤の仕事でも、「日勤と夜勤の混在」のような不規則ではなく、「毎日、夜勤」という意味でリズムが固定されていれば、ロゼレムは有効なのだろうか。医者や薬剤師でも意見が割れそうだ。

ルネスタをロゼレムのことと勘違いしてる薬剤師もいたな、ルネスタの説明で「睡眠のリズムを整える」ってw

そして5chだか2chだか、上に書いたように「倒れる(気絶)と寝ている」の区別がつかない奴が他板含めよくいるが、薬学部生でも「非ベンゾというのはオレキシンやメラトニンのことで、それ以外はベンゾ」という、とんでもない勘違いをしてる人がいた。
例えば「立席」で「りっせき」と読むのが国語漢字的には有り得なくても、専門用語に言語ルールは当てはまらないので、「非」も然り。非ベンゾの「非」とは、「ベンゾではない」という意味が当初はあったか不明だが、今はむしろ「疑似ベンゾ/類似ベンゾ」。

なお、非ベンゾはω2に若干とはいえ作用するものの、若干なので、長尾宏が推奨する「ベンゾ→非ベンゾ」の置換はω2の方に離脱症状が出る可能性があるから推奨できない。アモバンのように、基本設計が古く(1989年)、非ベンゾながら殆どベンゾの場合はその限りではないが。
かといって長時間型置換も、血中濃度無限にはならず定常状態(プラトー)があるとはいえ、忘れた頃に離脱症状が来ると対処がしにくい。
「今飲んでいる薬を減らす」のが最良だろう。
あと、エバミール(ロラメット)はベンゾの中ではマイルド(まろやか)だから、このベンゾならオレキシンに移行しすいかも。
ベンゾ非ベンゾ使用者がオレキシンに移行して効果に不満を言うのは、オレキシンにはベンゾのようなガツンとした作用がないからだろう。オレキシンとGABAでは交差耐性は発生しないので。ただ、睡眠剤ベンゾ2剤使ってる人はオレキシン使用に当たって睡眠剤ベンゾ1剤削るようなので、それでまるでオレキシンが弱いと感じる、って場合もある。
このへんは医師やデパス、レキソタン、ワイパックスなど睡眠作用の高い抗不安薬を一時的に使ってくれればいいのだが。