最近、精神科の先生と話をしていて、こんなことを聞きました。「最近、人を壊して生きている人が多いが、もしかしたらこれは、数千年に一度といわれる心の病かもしれない」
その病気は、国内にはほとんど資料がなく、その病気の名前は、先生も「行りょう(りょうという字は難しい字)」とか「行り」とか「行る」とかそんなことを言っていました。
子供のころから優等生で、劣等感を抱くことなく過ごした人が多く、そんな人が、挫折を味わい、劣等感のあるような普通の人と兌換可能なみじめな自分になってしまったときに、そのみじめさを周りに転嫁したり、笑われることを恐れて「大量殺人」を犯してしまう人に見られる心の病だそうで、偉い人に見えることが多いそうです。「未熟な母親が嫌い」自分だって母親を愛していないのに、「母親が自分を愛さない」と周りに言う人が多く、人を壊さないと生きていけないほど、自分で自分の面倒が見れないほど病んでいるのに、周りや母親を従えないと自分の尊厳が死んでしまいそうで、人に、暴力を使ってでも自分に従うことを求めたりする人が多いそうです。また、自殺志願者が多く、自分が加害者か被害者かわからないそうです。
これは別の人から聞いた話ですが、例えば、地下鉄サリン事件を犯した麻原しょうこうも、この病でないかと思われており、人の痛みがわからない、自分と人の区別がつかない、自分が秩序に従うのでなく、みじめな自分が世の中の秩序を従えたい、そうしないと生きられない、そういう病なのだそうです。人を殺すと「自分が勝った」という誉れを得るそうです。統合失調症という心の病と並行してかかる病気だそうです。
人を壊さずにはいなれない、お母さんを殺したい、誰かを無差別に殺してみたい、そういう人、また、周囲にそういう人が居る人は、心の病気かもしれないので、精神科にかかってほしいということでした。