将棋の谷川浩司九段(56)が1日のテレビ棋戦で勝利し、史上5人目となる公式戦通算1300勝を達成した。
1976年12月、中学2年でプロになって以来41年9カ月。到達年数は羽生善治竜王(48)に次いで第2位、勝率は第4位の6割1分。

歴代の達成者は、(1)大山康晴十五世名人(故人)=1433勝(2)羽生竜王=1412勝(3)加藤一二三九段(引退)=1324勝(4)中原誠十六世名人(同)=1308勝。

谷川九段の切れ味鋭い寄せは「光速の寄せ」の異名を持ち、名人5期(十七世名人の資格保持)などタイトル計27期、棋戦優勝22回を誇る。
谷川九段は「ここ10年は1勝することの難しさを感じる日々でした。最近は将棋の奥深さを再認識し、後輩とのねじり合いを楽しめる心境になりました。1433勝という大山十五世名人の偉大な記録に少しでも近づけるよう頑張ります」とコメントした。

通算勝数ランキング   1300勝到達年数(1日現在、※は現役)
(1)大山康晴  1433勝 781敗  45年7カ月
(2)羽生善治※ 1412勝 579敗  28年11カ月
(3)加藤一二三 1324勝1180敗  57年3カ月
(4)中原 誠  1308勝 782敗  41年11カ月
(5)谷川浩司※ 1300勝 832敗  41年9カ月

http://mainichi.jp/articles/20181001/k00/00e/040/252000c