つまり、これからの藤井が勝率9割を1年以上続けることができる条件となるとかなり厳しくなる
A級に昇級していて順位戦は1敗しか許されない
王将リーグは6対局だから全勝するしかない
当然、名人戦、王将戦も戦うことになるから王位戦、棋聖戦と合わせて四冠獲得が最低必要だ
この四冠を獲得するのに必要な15勝で許されるのは1敗だけで15勝2敗では0.882だ
足りない白星はほかで補うしかないが、B2以下の棋士が相手なら99%勝てるかもしれないが、B2以下の棋士との対局など望みようがない
藤井の対局相手はB1以上、大半はA級棋士に限定されるはずだ
現在のA級棋士との勝率は2020年度17勝5敗(0.773)、2021年8勝2敗(0.800)なので25勝7敗(0.781)だ
仮によそで白星を稼げたとしても1年以上勝率9割を達成させるというミッションは結局全タイトル戦登場、参加棋戦優勝が条件となるのと同義になってしまう
全タイトル戦に出て勝率9割が果たして可能だろうか
大山の0.854(35-6)ですら全冠防衛というミッションをクリアすることで達成したものだった
名人戦4-1、王位戦4-1、九段戦4-2、王将戦4-0、名人戦4-0
NHK杯優勝、東京新聞社杯優勝