>>737
同じ棋力の相手に対して8勝2敗の実力か9勝1敗の実力かというのは一定数の対局を積み重ねないとレートには反映されない
同じ棋士を相手にして勝率80%の棋士はレート差が240になると均衡してそれ以上レートは上がらない
240点上げるのに必要な対局数は50局(40勝10敗)だ
勝率90%の棋士ならレート差382になると均衡してそれ以上には上げることはできない
382点上げるのに必要な対局数は60局(54勝6敗)だ
ところが、実際の運用では1局毎にレートが増減するのでレート差が240になってから142点上昇させて382で均衡するまでに90勝10敗が必要だ
(90×3-10×13=140)

つまり、勝率80%と90%では均衡状態に達するまての対局数が倍も違う
もちろん40局35勝5敗(0.875)でも240点上昇するが、勝率90%で可能な360点の上昇に達するまではそこから100局(90勝10敗)が必要なのは同じだ

いずれにしても簡略したレート計算なので実際の運用とは異なるがレート計算の仕組みから勝率80%のレートと勝率90%のレートでは大違いだということは理解できると思う