トマス・ハーディ2
『帰郷』が気に入っている。入手困難な千城版を愛読している。
今、『遥か群衆を離れて』を角川文庫で読んでいるが、
『帰郷』や『日蔭者ジュード』よりやや落ちる。 トマス・ハーディ
『遙か群衆を離れて』角川文庫・1969年・絶版
『狂おしき群をはなれて』千城・1987年・絶版
『はるか群衆をはなれて』大阪教育図書・2020年・7700円 高価だね
「買えるもんなら買ってみろ」と言われている気がする
趣味の読書だからね
費用にも限度がある >>498
「純度100%の女」
それこそ言ったらその日ので政治生命終わりそうなワードだわ >>508
高額だけど、どうしても読みたかった人は奮発して買っているようだ
買えない人は図書館で借りて読むだろう ハーディ全集、品切れの巻がちらほらある
もう図書館に行きわたったから、増刷しないのかな テスを読んだ。河出の全集版。最初からグイグイ引き込まれた。風景や生活の細々とした描写が丁寧だね
読んでいてどんどん辛くなった。ハッピーエンドが待ち受けているのかと思ったら、こんな過酷な運命なのかと驚いた
ある意味テスにはハッピーな最期だったのかもしれないが >>515
いいね
ジュードや帰郷も探して読むと面白いぜ 岩波から出てる緑の木陰、日陰者は旧かな遣いですか? ハーディの作品はいまほとんど本屋に並んでないのね。意外
ジュードも帰郷も古本か図書館で買うしかないのか >>516
>>482だけど帰郷はそんなたいした小説には思えなかったわ
とにかく無駄で下手くそな描写が多すぎる、とくに前半
ただユーステーシアが芝居に行くところなんかは面白かった まあ、古典は読み手の感性を試すバロメーターといえる
感度が鈍いやつにはどんな傑作も凡作に見えるからな 『帰郷』の序盤、村人たちが方言丸出しでユーモアたっぷりに噂話をする場面は、
風景描写、動物や虫の描写とともに、ハーディの小説の魅力を味わえるところだ
ハーディは物語のなかで男と女の機微を表現するのに長けた作家だが、
それ以外も読み込まないともったいない 『ダーバヴィル家のテス』を読む、という注釈本を図書館から借りてきたけど、これいいね
引用されている言葉の由来が網羅されていて、小説の舞台の地名が実際にはどうなっているかいちいち載っている
Googleマップとストリートビューでテスの舞台を探し回ってネット聖地巡礼して遊んだ
地の果てのフリントコムアッシュがどんなところか見てみたかったが、うまく探し出せなかった 渋谷のジュンク堂にはさすがに大阪教育図書の全集が置いてあった
テス帰郷町長群衆日陰者だけで他はなかったけど >>525
その5大作は文庫は今出ていないが、
全集を買えば揃うんだよな
図書館で借りてもいいけど、
所有したいと言う人も多い 自分はハーディ全集の5・8・11・13巻を所有している
その他にもハードカバー、文庫本を合わせて全14長編を所有している テス、文学史上に輝く名主人公だな
性質がただ単に気高いというだけでなく、由緒ある血統に基づくという二重の理由付けがあって新鮮だった
とくにマーマレードの空き瓶に花を生けるシーンが美しい
中盤までは夢中で読んでたが、結婚前後の葛藤で執拗すぎるほどの心理描写が続くので飽きてしまった
終盤は駆け足的にキャラが話に動かされてたようで、なんだか別人を見てる気になってしまった
序文では過ちを犯した後に戦いが始まると書いてあるが、その前の方が断然好きだな 裏山〜
ちくまのテスは再販しないのかな
挿し絵はあるし注釈は詳細だし地図も載っているし文庫本とは思えない充実ぶりなのだが
翻訳もいいよ。ハーディの持って回った表現は昔の翻訳だと分かりづらいところがあるけど、この翻訳者のは自然でいい
レ・ミゼラブルのように平凡社ライブラリーで出し直してくれたらありがたい >>528
エンジェルが裏切る壮大な前振りなんだろうね。予備知識なく読んだからテスが受け入れられるか拒絶されるのか読めずにハラハラしたよ
あとアレックが再登場してから話が動きまくっておもしろかった 自分の好みの順
帰郷、ジュード、キャスターブリッジ、群衆、テス >>530
アレックが再登場するのはまだしも、回心して出てくるのが余計だったな・・・
他にも再登場キャラが次々と出てくるから作者に都合よく動かされてる印象が強くなって醒めてしまった
上の方のレスを見たらテスが殺人すると思えないと書いてる人がいるけど、
恐らく殺人の場面が一切書かれてないからだろう
それまで散々、くどいほど読ませられたテスの心理描写が一切無くなり
天井に血の染みを見つけるだの、遅すぎたわとか言うセリフにしろ、劇的な展開で流されて誤魔化されてる
これは殺人の現場を書くとテスの性分とかけ離れたものになったからじゃないか?
もっと言うと、アレックと結婚するのはともかく
テスが小奇麗な服を着て近代的な町で新婚生活をしてるとこからして違和感しかなかった
なんだか最後は作風すら変わったようで、取ってつけた感じしかないな
勿論こうして不満が残るのもとても面白かったからですが >>534
いちいち細かく書くなくそが読んでない人間だっているだろうに 最近ネタばれに神経質な輩が多くてウンザリする
読んだもの同士で感想を述べ合いたいのにな >>534
あまり細かく展開を書くのもよくないかもしれないので未読の人は以下読まないで…
アレックは改心してないよ。気まぐれの改心に過ぎなかった、と書いてある
少しずつ本性が取り戻されていくところが笑ってしまう
最後の方はテスのその後をエンジェル視点で描くことで読者を宙吊りにしてるのだと思う
テスの告白の時と視点が逆なんだよね
あなたが感じたテスの違和感はエンジェルが感じた違和感でしょう。もう別の世界にいってしまった(エンジェル自身が追いやったのだが)という >>537
その別の世界、が不自然に見えるのはエンジェル視点とか関係ないと思う
物質的な貧窮からやむなく結婚しても、
それまで気位を高く保ちつつも力強く生き抜いてきたテスが貴婦人みたいな暮らししてるものなのか
エンジェルの方も殺人した事実は一瞬で流されてそのままテスと逃げようとするものかと
その割に何故すぐに諦めついて一人で帰ろうとしていたのか
それまでずっと丁寧に描写されていたテスやエンジェルの心理に踏み込まれなくなり
行為ばかりが書かれて話が畳まれるから説得力がない
あらかじめ用意したプロットにはめ込まれてキャラが動かされてるようで強引さを感じてしまった >>538
その通りで、最後の部分の出来がよくない
とてもハーディの最高作とは思えない あれだけ苦労してさらに弟妹たちの生活の安定を考えたらアレックを受け入れるのも仕方なかったのでしょう
文中でもテスの弱いところと説明されていたし
やらない善よりやる偽善と言いますし。エンジェルは善ではなかったけれど >>539
読み始めてからずっと自分は本当にいい小説を見つけた、
なんでこの作家は本屋に1冊も置かれないレベルの扱い受けてるのかと不当に感じていたのが、
読み終えた後はそういう気持ちではなくなってしまった
それは話が暗いとかバッドエンドだからではなく、こういった不自然さや違和感を読んだ人が感じたからだと思う
>>540
結婚は合理性ある。アレックの実家にいたなら捕われ感あってよさそうだった
でもストーンヘンジに辿り着くところといい、どうも作者が最後をドラマ仕立てにしたかったようだ >>541
自分も『ダーバヴィル家のテス』は好きではない
『帰郷』がいちばん好きだね
やはり悲劇だけど、こっちは納得のいく結末だ
新潮文庫の古本か全集本で読める そんなにテスの終盤に違和感はなかったけどな。自分はとても納得がいったけど ハーディの短編を読んでると、だいたいダメ男ばかり出てくるので、男が出てくるだけでコイツもダメな奴なのかなと考えてしまう
『良心ゆえに』って短編は、かつて不誠実だった年寄がさっさと身を引けばいいだけなのに、自分のことばかり考えて無駄にアクション起こすんだよな。伝統主義者としての若い英国牧師にも引っかかるものがある テスの不幸に最も責任があるのはアレックでもエンジェルでもなく、働かないテスの父親だよな >>544
『帰郷』の主人公クリムはハーディ自身を
モデルにしているだけあってダメ男ではないよ
ヒロインの美女ユーステイシアがファムファタールで
クリムを翻弄する 短編だと『憂鬱な軽騎兵』のドイツ人若者の方は、純朴な方なんじゃないか?あの話さいごのシーンが哀しすぎるんだよね
父親に逆らえない自分で意思決定できない人間をつくることの問題意識になる
ハーディ小説を読むと家父長制解体の必要を再認するね 社会の制度や因習に縛られて幸福を逃す話が多いよね。運命に弄ばれることも多いね 現在のイギリスでは、『日陰者ジュード』が最も高く評価されているようだ 「アリシアの日記」主要人物3人の個性が乏しく物足りない
画家の最後などナイーブすぎてリアリティに欠ける
ハーディは短編より長編がいい 長編がなんで近所の本屋に置いてないのよ。みんなハーディ読もうよ
ところでトマス・ハーディなのか、トーマス・ハーディなのか、はたまたトーマス・ハーディーなのかがよく分からない >>551
『テス』や『ジュード』を読んだ人のコメントを読むと、
日本人の多くは悲劇に耐性のないメンタリティのようで、
もう二度とこの作家の作品は読みたくないと思うらしい
自分はあくまでフィクションだと突き放して読むので、
『ジュード』の子供の悲劇にも耐えられるんだが 日本人が悲劇に耐性がないとは言い過ぎな気がするけどな
江戸時代から続く文楽、歌舞伎の代表作はほとんどが悲劇。芝居を見に行くことを「泣きにいく」とも言ったそうだ
テスみたいな話はたくさんあるよ。 >>553
しかしハーディの本は日本では売れないから文庫本が今ほとんど出ていないわけでね 光文社さんハーディを出してください。岩波や新潮が役目をサボってるのでお願いします 新潮文庫はハーディには冷たいね
一応短編集を刊行しているが、本領発揮の長編は昔『帰郷』を出しただけで、
『テス』も『ジュード』も出したことがない
同じ1840年生まれのフランスのゾラは『居酒屋』と『ナナ』を
さして売れているわけでもないのに、出し続けている >>550
シャルルが誠実に妹と結婚すればいいだけ。
姉アリシアはいまいち実在感がない。本当は存在してないんじゃないかってくらい
…アリシアは本当は男で兄でゲイなんじゃないかと連想して読んでる。するとシャルルの絶望感と入水自殺がスンナリ理解できる >>556
居酒屋とナナはたしかによく見かける。差別だw ハーディとゾラはともに庶民の悲惨な生活をリアルに描いた自然主義の作家と評される
しかし、ハーディの場合、ファンタジー色の強い作品もあるので、
リアリズム一辺倒というわけではないよね 翻訳文学から早く脱して、原文を読んだらいいよ
まだ翻訳されていない洋書小説を読むべきだ
トマス・ハーディは終了!オワコン! 幻想を追う女なんて不思議な話だよね。あれ、そういうのも書くの?って軽く驚いた ハーディを新潮社の短編集から読みはじめる若い読者は、長編作家の印象を持ってないからなあ。そういう作家として受け入れるんじゃないか 新潮文庫の短編集の解説で訳者がハーディの作品をすべて書いてくれている
あれを見て読みたいという気になれば、図書館でハーディ全集を借りればよい トマス・ハーディを読んでも応用が利かないからなぁ
ハーディなら別の作家を読むよ
日本文学で良い。 日本文学にはない視点や表現満載なら読む価値もある。だけどハーディ作品にはない。敢えて読む必要も感じないな。話の筋だけなら他にたくさんある。 わざわざハーディスレにこういうことを書き込みにくるのは荒らしだからスルー推奨 ハーディをいいと思わないなら、わざわざ書き込むこともないのに、ヒマなヤツだね ここって作品を褒めるしかしちゃいけない場所なのか? >>569
工作員って?←これ使うよねw
?←を使う奴は工作員と思っていいよ >>571
工作員のお薦めですか。読む必要のない小説でした。どうでもいい作家でした。 ハーディ好きな人は、嵐が丘も好きなんじゃなかろうか 嵐が丘は読んでないんだよな。でもあらすじや評判を見ると惹き付けられる トマス・ハーディが好きなら、ジョージ・エリオット、D・H・ロレンスも合うだろう エリオットはまさにミドルマーチをこれから読みますわ >>573
その時代だとそうなるかも知れんが、どちらの作家の小説もいまひとつだな。
ダメですね。 >>575
全く合わない、駄目だろう。
駄作ということでは合うかもね。 >>576
21世紀の小説を読んでみなさい!
出来れば原文で! 帰郷のエグドン荒野は、群馬県あたりを想像して読んでる。馬の産地だし >>583
まあ、あの古本がいちばん手頃な値段で入手しやすいよな
大阪教育図書の全集は新本も古本も高い
千城版は滅多に見つからない(電子図書はあり) 20世紀が小説の完成期だが、
それ以前の19世紀ってやっぱりもうちょいだなw
20世紀の小説は完全に
内容・物語性・表現でハーディの小説程度は飲み込んじゃっているしねw
まぁ応用が利かない小説ね、ハーディちゃんw
逆に20世紀の小説の中には今の21世紀の小説にも応用が利くし
19世紀も飲み込んでいるし、いまハーディを読むのはここの工作員だけw ハーディの小説世界は、俺がかつて愛好していたPCエンジンのゲーム、邪聖剣ネクロマンサーや天使の詩の雰囲気に近い
もうだいぶ昔のことだ >>586
だろ。もうだいぶ昔なんですよ。現在は無価値。 >>581
自分は昔『帰郷』を読んだ際、信州あたりをイメージしたね
人家もまばらな自然環境に出現する美女は何者か おれが連想するユウステーシア19才は、昔のブリリアントグリーンのヴォーカルの女かな 今、私たちが生きる21世紀の小説を読みつつ
前世紀、20世紀の幾つかの小説を読めばおk
ハーディは不要、断捨離物だ( ´Д`) ハーディを読むと、日々の生活に潤いを感じる
生きるハリをもたらしてくれる文学の力に乾杯! ディケンズとハーディを交互に読む
イギリス文学の太陽と月 >>592
浮き世ばなれしているよ。違う。間違いだ。
文学が無駄で役立たないと言う者は多数いる。
それはあなたのように言う人が多いからです。
役立つ有意義な小説は21世紀、20世紀の小説です。私たちの生きるヒントになるからです。
ハーディでは駄目、無駄、低能なのですよ。 >>593
ディケンズとハーディ、19世紀英文学の精髄だね
自分も両作家の長編はすべて所有していて、よく読むよ
他人がどう思うかなんて関係ない
読書家の自分にとって有益なら読むだけだ ハーディとその付随する作家の書いた小説は、図書館の保管庫に置いてあればいい。
普及させる意味がない。
時間の無駄、特に文学なんて小説なんて役立たない無駄だという輩には適当ではない。
役立つ意味のある有意義な小説は現代の21世紀、前世紀、20世紀の小説である。 なぜかという理由については、ここで論じない! 教えないw >>595
ハーディは違うがディケンズはそうだと思う。 ディケンズ読み続けてると、結果として大英帝国の広告塔、家父長制でロンドン万歳みたいな気分になって歴史的に引っ掛かるものがあるから
そういうときハーディを読んで、諸行無常をさめざめと感じるのがイイ >>599
やっぱり工作員の言うことだ
英国19世紀という意見だったから >>598 は、ディケンズでいいといったんだろう
ハーディというのも変でしょうしわざわざ諸行無常に選ぶ小説でもない
無意味w うるさい輩が湧いて出てきたな
他人がどの作家を読むかは自由なんだからいちいち口出しするな そうよ 自由よ 私たちはインチキ師ハーディの無価値な小説を買わないわ
読まないわ 時間むだよ 電子書籍で魔女の呪いを買った。書籍より入手しやすいのはいいね >>603
角川の『魔女の呪い』は新潮の『呪われた腕』と同じ作品だ >>575
それでは質問だが、ハーディ小説の中で
1番エロイのは?
何という題の小説ですか?
答えられないならこのスレは低能バカ
どういう場面が最高にエロイのか
その場面も答えること。