これ、あってる?

「家出のすすめ」 寺山修司

1963年のエッセイだが、「東京へ行こう。行けば行ったでなんとかなるさ」という主張なのだが。
寺山修司は家出などしておらず、19歳で早稲田に受かって青森から東京へ来た。
だいたい人生論についてはひと世代立たないと結果はわからないが、
ぼくの知る限り、東京へ家出した若者のほとんどはなんとかなったりせずひどい目にあった。
幸せにはならなかった。90年代女子高生文化の結果としてはっきりしている。
そして、何よりムカつくのが、東京もんはそういう上京して来る若者をバカにしていることだ。