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美しい文学を英文で読み散らそうと試みるスレ [無断転載禁止]©2ch.net
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0001吾輩は名無しである
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2016/05/03(火) 07:15:29.80
このスレッドの内容については、>>2-10 あたりで書くかもしれない。
0184吾輩は名無しである
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2016/05/21(土) 15:46:01.21
Breakfast at Tiffany's の、ペーパーバックでは8ページ目あたりを読んでいた。
時間がないので走り読みしていたのだが、それでも2回くらい笑ってしまった。主人公の
天真爛漫さ(そして言い換えれば軽薄さと甘え、そしてそれゆえの愛らしさ)に笑ったのだ。
すべてを引用したいくらいだが、それは我慢して、ごく一部を引用する。

One night, it was long past twelve, I woke up at the sound of Mr. Yunioshi calling
down the stairs. Since he lived on the top floor, his voice fell through the whole house,
exasperated and stern. "Miss Golightly! I must protest!"
The voice that came back, welling up from the bottom of the stairs, was silly-young
and self-amused. "Oh, darling, I am sorry. I lost the goddamn key."
"You cannot go on ringing my bell. You must please, please have yourself a key
made."
"But I lose them all."

作家志望の語り手はあるマンションに住んでいるのだが、その郵便受けには Holly Golightly
という名前が書いてあって、いつも Traveling つまり「旅行中」と書いてあって留守なのだ。
だから気になっていた。

しかしある夜、階下が騒々しいので耳を澄ましていると、どうやら
例の Holly らしいではないか。そしてこともあろうに、部屋の鍵をなくしてしまったから
と言って家主(管理人?)の部屋のベルを鳴らし続けて夜にたたき起こしてしまう。
家主(管理人?)がいくら怒ろうとしても、Holly のあまりの可憐さのため怒れないようだ。
Holly はいつも鍵をなくしては、この家主(管理人?)をたたき起こして煩わせてしまっている。(続く)
0185吾輩は名無しである
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2016/05/21(土) 15:46:21.53
>>184 の続き
Holly は相手をなだめる最後の手段として、「もしも怒らないでいてくれたら、例の写真を
撮らせてあげてもよくってよ」とまで言う。たぶんヌード写真だろう。それを聞いた相手の男は、
急に黙ってしまう。呆れた話ではあるけど、やはり笑ってしまう。そして結局は、このように
見かけや立ち居振る舞いが可愛らしい若い女性に、結局は男たちは翻弄されてしまう。

このような生き方をすることによって、結局は Holly のような女性自身も損をすることになる
のだろうが、そうは言いながらもこのような生き方を続ける人は多い。女性だけでなく、
男性もまた別の形で世間や人間に甘えては、こんな風な悲喜劇を続けてしまうのだが、
そういう世間の縮図をまたもやこの小説のこの部分で見て、僕は大笑いしてしまったのだ。
0186吾輩は名無しである
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2016/05/22(日) 11:44:57.68
Truman Capote の Breakfast at Tiffany's は、Penguin Modern Classics
ヴァージョンでは92ページほどの短さだけど、まだ最初の17ページ分ほどしか読んではいない。
しかし、それだけしか読んではいないのに、Capote はもしかしたら僕が今までに読んできた
作家の中で最も文章のうまい人かもしれないとまで思っている。少なくとも、読者を疲れさせない。
退屈させない。仕事の合間に細切れに読んでも、それでもすぐに物語の中に入っていける。
文字通りの娯楽になりうる。それでいて、上品な娯楽という感じがする。

物語に出てくる屈託のない女の子を可愛らしく思ったことは、今までにあと一度だけある。
Mary Anne Montgomery の Anne of Green Gables を読んでいたときのことだ。
いずれ再び読んでみたいと思う。主人公の Anne の純真無垢なおしゃべりを、本当に
かわいく思った。

今回のこの小説の主人公のおしゃべりもまた、単純で純真で可愛らしい。可愛らしいけど、
現実に目の前に現れたら、その軽薄さに呆れて話をする気にもなれなくなるだろうけど、
どうせ物語のことだ。軽薄な人間は、物語の主人公としては可愛らしく思える。
Holly Golightly は、語り手の作家志望の青年に対して、「誰かレズビアンの女の子を
知らない?」と相談を持ち掛ける。レズの子は身の回りをきちんと片付けてくれるので、
一緒に住むと非常に助かるのだという。(続く)
0187吾輩は名無しである
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2016/05/22(日) 11:45:20.25
>>186 の続き
そんな子と一緒に住むと、私もレズの気(け)があるんだろうと思われちゃうけど、それでも
いいの。第一、その通りだもん。誰だってみんな、いくらかそういうところがあるものよ。
第一、レズの気があるからと言って、私は男の人から避けられてしまうことなんてないしね。
・・・とまあ、そんな話までしてしまう。作家の人とはまだ寝たことはないとか、いろんな話も
ついでにする。男性関係も豊富なようで、常に複数の男から囲まれている。ちょうど
Gone With The Wind の Scarlet O'Hara と同じだ。

Of course people couldn't help but think I must be a bit of a dyke
myself. And of course I am. Everyone is: a bit. So what? That never
discouraged a man yet, in fact it seems to goad them on.

   — Truman Capote, Breakfast at Tiffany's,
    Penguin Modern Classics, p.25
0188吾輩は名無しである
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2016/05/24(火) 21:34:02.36
ウィリアム・ブレイクの英語の全集を持っている
今4割ほど読み終えたところだ
古い英語だから読みにくいことは事実だ
0190吾輩は名無しである
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2016/06/02(木) 11:35:50.75
10日ほど書き込みをしなかったが、このあいだもずっと脚本や小説を読んだり、その脚本や
小説に基づく映画を見たりしていた。

昨夜は Edward Albee の Who's Afraid of Virginia Woolf? という、前々から
気になっていた有名な戯曲の映画版を見た。YouTube 上でも、その映画のサンプルだけは
見られる。この映画を見て、Elizabeth Taylor が見事な俳優だということに気付いた。
同時に、ここまで人間の心の奥底にある暗部を抉り出した作品も少なかろうと思った。
脚本家というものは基本的には会話の名手ではあるが、Edward Albee は特にそうだと
感じた。

ところで、この脚本のタイトルは、もともと Disney の映画に出てくる Who's Afraid of
the Big Bad Wolf? をもじったのだそうだ。今まで知らなかった。

Who's Afraid Of The Big Bad Wolf (Sing Along Songs)
   https://www.youtube.com/watch?v=ShE27Hst_NM

Wikipedia の記事にどれくらい信用が置けるかはわからないが、ともかくこの歌について
解説をしている。
0191吾輩は名無しである
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2016/06/02(木) 11:43:42.05
>>190
Edward Albee の脚本は、次のような三冊のシリーズとなってまとめてある。

(1) The Collected Plays of Edward Albee : 1958-65
(2) The Collected Plays of Edward Albee : 1966-77
(3) Collected Plays of Edward Albee: Pt. 3 : 1978-2003

このうち、(1) には Who's Afraid of Virginia Woolf? (1962) が収められている
ので、さしあたってこれだけは注文した。

もともと小説は好きだったが、かなりあとになってやっと詩も読むようになり、ごく最近に
なってやっと脚本のよさも感じるようになった。もともとは英語の勉強のために無理して
読んでいただけだったが、Samuel Beckett や Harold Pinter のおかげで、
かなり本気で脚本というものの深い価値を感じるようになった。
0192吾輩は名無しである
垢版 |
2016/06/02(木) 15:52:56.17
Kafka の生きざまを描いた白黒映画が、YouTube 上で見られる。

   Kafka Steven Soderbergh
      https://www.youtube.com/watch?v=JjI2a7g1ZXs

Writer Franz Kafka works during the day at an insurance company where events lead him to discover a mysterious underground society with strange suppressive goals.
Director: Steven Soderbergh
Writer: Lem Dobbs
Stars: Jeremy Irons,
   http://www.imdb.com/title/tt0102181/

Jeremy Irons が主演だから、見ごたえがあるはずだ。近いうちにぜひ見てみる。
この他、Kafka の The Trial という小説を映画化したものの DVD もイギリスから
取り寄せている最中だ。Harold Pinter が映画用の脚本を書き、Anthony Hopkins
が主演している。これも楽しみだ。僕は Harold Pinter が独自に作り上げた脚本
を映画化したものだけでなく、別の人が書いた小説に基づいて Harold Pinter
が脚本を書いた映画をいくつか見たが、実に面白かった。

Pumpkin Eater という映画も、もともと別の作家が小説を書いたあとに Pinter が
映画用の脚本を書き、それに基づいて Anne Bankroft 主演で映画化されたが、
その映画も2日ほど前に見て、実によいと思った。これも何度も見る価値がある。

Harold Pinter の通常の脚本集も4冊ほど買い、Pinter の伝記や研究書(評論集)
も何冊か買ったが、さらには別の人が書いた小説に基づいて Pinter が書いた脚本集
も3冊あり、それも買った。別の人が書いた小説に基づく Pinter の脚本は、実にわかりやすく
さらには見ごたえがあり、味わい深い。
0193吾輩は名無しである
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2016/06/02(木) 16:40:02.61
ここで長文貼り付けている名無しさんは英語はどのくらいできるの?
英検とかTOIECとかどのくらいのレベルか知りたい
0194吾輩は名無しである
垢版 |
2016/06/02(木) 19:49:21.51
>>192 の続き
他の作家が書いた小説などの原案をもとに Harold Pinter が書いた映画台本を
集めたものとして、次のものがある。

(1) Collected Screenplays: "●The Servant", "★Pumpkin Eater",
"◆Quiller Memorandum", "●Accident", "★Last Tycoon", "Langrish",
"Go Down" Volume 1 (672 pages)

(2) Harold Pinter: "●The Go-between", "Proust Screenplay", "Victory",
"Turtle Diary", "Reunion" v. 2 : Collected Screenplays 2 (624 pages)

(3) Collected Screenplays 3: "●French Lieutenant's Woman",
"Heat of the Day", "●Comfort of Strangers", "★The Trial",
"Dreaming Child" Volume 3 (560 pages)

これら3冊とも、イギリスの本屋さんから取り寄せている最中だ。すぐに全部を読む
ことはないと思うけど、折に触れて気になる脚本1本ずつを読んでいくつもり。
さしあたって、上記の脚本の映画版で、しかも DVD にてイギリスアマゾンなどで
手に入るものは、すべて注文した。すべてとはいえ、上記の脚本のうち印をつけた
9本だけだ。他にも DVD で販売されているものがあったが、イギリス国内の人にしか
売ってもらえず、日本には発送しないと言われて諦めた。

すでに手に入れて鑑賞した作品は、まだ1本だけだ。Pumpkin Eater というものだが、
(すでに説明したけど)Anne Bankroft が熱演している実に素晴らしい作品だ。
上記の作品はすべて1960年代などの古い古い映画ばかりだが、どれもこれも
素晴らしい役者たちと才能豊かな監督による演出がなされ、見事な作品ばかりのようだ。
0195吾輩は名無しである
垢版 |
2016/06/02(木) 20:43:54.08
昨日と一昨日に時間があったので、Edward Albee による Who's Afraid of Virginia
Woolf という有名な脚本の映画化作品(Elizabeth Taylor 主演)を2回、続けて見た。
最初に見たときは2時間10分にわたるこの深刻な、喧嘩ばかりの、きれいな台詞も
きれいな映像も一つもない、いわばまったく面白みやスカッとする場面のない、笑いも
まったくない映画を最後まで見るだけで大変であり、細かい部分の台詞があまり聞き取れないで
僕自身の英語力の不足を痛感した。

ところが、その翌日に再び見たら、今度はかなりよくわかった。たぶん 90% くらいは
理解できたと思う。ただし理解できていない残りの 10% ほどに重要なキーワードが
含まれていたかもしれないので、何度も見直し、もうすぐ届く脚本をじっくり読みたいと
思っている。主な登場人物は4人だけで、4人だけがほとんど密室に閉じこもったままで、
ろくに動きもせず、いつも怒ったり嫌味を言ってばかりで、悪意の連続だ。映画の大部分
の場面では、4人はひどく酔っぱらっている。

それなのにきちんと最後まで見ようという気にさせるこの手腕はすごい。脚本と役者の演技と、
演出が群を抜いているのであろう。この映画や脚本についても、そのうちきちんとここで
細かく紹介したいと思う。なお、この脚本はあまりに有名であり、その作品の研究書も
多いようで、YouTube 上でもこの作品の、別の役者たちによるラジオドラマ版も
アップロードされているし、この作品についての評論ビデオもいくつかあるようだ。
いずれ見てみる。

ちなみに、この脚本を書いた Edward Albee は、Samuel Beckett や Harold Pinter
と共に、不条理演劇として Martin Esslin による有名な The Theatre of the Absurd
という研究書の中で取り上げられている。なお、YouTube 上には Samuel Beckett について
の90分間にわたる座談会ビデオもあり、それが
   https://www.youtube.com/watch?v=u5UF2-2kqaw
ここでアップロードされている。これを僕も1年ほど前に見たが、ここではたくさんの
Beckett 研究者たちが参加している中で、この Edward Albee も主たるパネリストとして
参加している。
0196吾輩は名無しである
垢版 |
2016/06/02(木) 21:48:03.42
Edward Albee の Who's Afraid of Virginia Woolf は、密室にて数人が自分の
心の奥底の暗部を暴露しあうという意味で Eugene O'Neill の後期作品と似ているそうだ。
まだ O'Neill の作品を読んだりその舞台版や映画版を見たことはないのだが、1年ほど前に
YouTube 上で2時間にわたる次のようなドキュメンタリーは見たことがあり、深く興味を
そそられた。いずれ O'Neill の作品(特に後期作品)を読んだり映画版を見たりしてみたい。

Eugene O'Neill
   https://www.youtube.com/watch?v=ADtcMi2Wwg0

こうしてみると、見るべき(読むべき)戯曲の名作だけでも(Shakespeare を含めて)
膨大にある。
0197吾輩は名無しである
垢版 |
2016/06/02(木) 23:29:43.05
こいつはかなりのバカだなw
0198吾輩は名無しである
垢版 |
2016/06/03(金) 06:25:24.21
順調に読み散らしていますね
Eugene O'Neillは「夜への長い航路」が非常に好きです。
若い頃に妻だけにむけて書かれ、死後まで上映を禁じられたいわくつきの自伝的戯曲。
Harold Pinterの家族ものと自分の中では同カテゴリーです。
戯曲の中では脇役にしか思えない、家族の暗黙の了解から排除され続ける末っ子が好きです。
0199吾輩は名無しである
垢版 |
2016/06/03(金) 06:42:45.06
追記
×若いとき ○50歳
×死後まで ○死後25年
書かれたのは1939年ころから。亡くなったのが1953年(65歳)。
「妻よ,この劇の草稿をおまえに捧げよう。血と涙が書いた,古い悲しみの劇だ。
・ ・ ・お前の愛情と優しさこそが,私に愛そのものに対する信頼を与えてくれ,ついに私の死者たちを直視しこの劇を苦く勇気を与えてくれたのだ。
そして私は亡霊に取り付かれた4人のタイロン家の人々に対し深い憐れみと理解,そして寛恕の心を抱きつつ,この劇を書くことができた」

舞台は1912年。アイルランドからの移民の父とそれに嫁いだ裕福だった母親。父親と息子はウイスキーを必要とし、母親はモルヒネ中毒になる。
麻薬中毒になった理由は末っ子のお産であり、「こいつが生まれなければよかったのに」という「本音」がぐさぐさと末っ子を突き刺し続ける。
父親と長男が母の病気を労われば労わるほど、肝心な「こいつが生まれなければ」と思われている末っ子は空回りし続ける。
アイルランド・カトリックの抑圧は後にユダヤ人移民の二世であるアメリカ人作家が得意としたもので、ほんの少し作品で扱っていたので読んだ。
JFKの父親のようなアイルランド出身大富豪が出現する少し前のお話。
0200吾輩は名無しである
垢版 |
2016/06/03(金) 06:48:12.97
>>198
おお、貴重なコメントをありがとうございます。Long Day's Journey into Night ですね。
      http://www.imdb.com/title/tt0056196/
ここに Sidney Lumet 監督による 1962 の映画版が紹介されています。この映画の
DVD も、たぶんイギリスアマゾンあたりで買えそうだから、さっそく買おうかな?

Eugene O'Neill は、>>196 で紹介したドキュメンタリーを見た時から気になっているので、
夕べ戯曲集3冊のうちの最後のもの
   O'Neill Plays Vol. III: Volume 3: 1933-1943 (Library of America)
を注文してしまった。こんなにたくさん本ばかり(しかも洋書ばかり)買い、ついでに
戯曲の映画版などの DVD を、これまた英語ばかりできちんと見たり読んだりできるだろうか
と思いながらも、ともかく手元にないとまずはそれを拾い読みしたりすることさえできないので、
ひどく気になったものは買わないと仕方がない。

日本語の本や日本語の DVD ならいつでも楽に手に入りやすいから、どうしてもほしくなった
ときに慌てて買うこともできるが、洋書や英語 DVD となると、今みたいに便利な時代になった
とはいえ、イギリスなどから注文しないといけないから届くまでに時間がかかる。ちょっとだけ
気になったときに手に取って、最初の1ページ目だけでもつまみ食いしてみたいではないか。

もちろん、そういうことさえ現代では Kindle 版なら最初の数ページを無料で拾い読み
することもできるようになった。しかしそれでもやはり、特に重要な本は Kindle 版がまだ
出ていないものも多い。
0201吾輩は名無しである
垢版 |
2016/06/03(金) 07:35:44.63
>>198-199 に触発されて、次のようなビデオを注文した。

Long Day's Journey Into Night [DVD]
Laurence Olivier (Actor), Constance Cummings (Actor), Peter Wood (Director)

日本のアマゾンでは Region 1(北米版)しか手に入らず、しかも高い場合が多い。
イギリスアマゾンでなら Region 2(ヨーロッパや日本向け)の DVD が買えるので、
日本でもパソコン上でなら特別なソフトなどを使わなくても見られる。僕は特別なソフトウェア
や装置を使うのが嫌なので、輸入盤ならなるべくイギリスから手に入れている。

日本のアマゾンで買うよりもイギリスアマゾンから買うと送料が 3.58 pounds もかかってしまうが、
その代わりに中古品が格安で手に入ることが多い。だから、DVD なら本体が無料に近ければ
送料込みで 595円で手に入ることもよくある。

上記の Laurence Olivier 版だけじゃなくて、1962 年の Katherine Hepburn 版も
見たいのだが、今のところこれは北米版 (Region 1) しか手に入らない。だからしばらくは
やめておく。ついでに、イギリスアマゾンから Eugene O'Neill の伝記ドキュメンタリー
DVD である次のような商品も注文した。

Famous Authors: Eugene O'Neill [DVD]
MALCOLM HOSSICK (Director)

たったの 30 分のものなのに、中古品でもそれなりの値段がするのだが、こういうものは
日本ではなかなか簡単には見られないと思うので、買っておいた。

ちなみに、僕はテレビを12年前に手放した。それまでは英語による番組や放送大学の
講義を視聴するためにテレビを大いに見ていた。しかしテレビというものは素晴らしい面もある
けど弊害もあるので、12年前から手元に置かないことにした。テレビがあれば、無料または
安い料金を払えばたくさんの英語による名作映画やドキュメンタリーも見られるのだろうが、
やはり僕は機械が嫌いなのだ。本当はパソコンもインターネットも大嫌いなのだが、これは
仕事のために使わざるを得ないので、仕方なく30年ものあいだ使ってきた。仕事で使うのだから、
ついでに英語などの勉強のためにも使わないと損だというわけで、パソコンをそのために使っている。
0202吾輩は名無しである
垢版 |
2016/06/03(金) 21:00:17.15
Edward Albee はもちろん有名な脚本家だけど、彼は特に今も元気であり、しかもアメリカの
人だからなのかどうかわからないが、YouTube で彼の名前を打ち込むと、びっくりするほど
(もしかしたら無限とも思えるほどに)膨大なビデオが出てくる。

彼の脚本を舞台化あるいは映画化したものや、彼があちこちでインタビューに答えたり
一人で演劇についてしゃべったり、他の作家や演劇人と話し合ったり、彼自身の作品の
朗読会をしたり、さらには学者たちによる彼の戯曲についての講演などなど、ものすごい。

やはりアメリカ人の有名な作家だから、当然のことながらアメリカ人たちが喜んで彼の
出演するテレビ番組や講演会などのビデオをアップロードするだろう。そしてインターネットの
最先端の国であるアメリカだから、やはりネット上で何かを発表するのもアメリカ人が
抜群に多いだろう。そういうわけで、同じくらいに著名な人であれば、別の国よりもアメリカの
人の方がネット上で紹介されることも多いのだろうと想像する。

まあともかく、以前なら別の国の作家について知りたければ本を読むことが主体だったけど、
今ではこのようにボタン一つでいくらでもその作家について勉強したり楽しんだり気分転換
したりできるのが実にありがたい。
0203吾輩は名無しである
垢版 |
2016/06/03(金) 21:04:30.51
さらには、Paul Auster も売れっ子のアメリカ作家だが、彼の出てくるビデオも積極的に
YouTube 上で紹介されているので、これからどんどん見ていきたい。この Paul Auster に
しても Edward Albee にしても、Samuel Beckett の作品や人物と深く関わってきた
人たちなので、余計に僕はこの二人に興味がある。Paul Auster に至っては、4冊本の
The Selected Works of Samuel Beckett (Grove Press, 4冊合計で 2,000 ページ)
の編集者だ。
0204吾輩は名無しである
垢版 |
2016/06/07(火) 11:36:57.98
【Samuel Beckett's "Endgame"】

Samuel Beckett の "Endgame" は大好きで、2回くらいは英文で脚本を読んだし、その
映画版も、少なくとも2回はまじめに見て、そのあと何度も何度も歩きながら(あるいは
寝床に入って目をつむって)何十回も聴いた。好きな台詞がたくさんある。そのうち、ほんの
一つだけここに引用する。盲目で腰から下が付随になってしまった Hamm が、若い Clov
に対して「俺たち二人の存在にも、何か意味があるんじゃなかろうか?」と問いかけていて、
Clov から失笑されるが、それにもひるまず彼は、ずっと後になって宇宙外の生命体が
人類を見たときに、何かの意味があったと感じてくれるんじゃないかと期待している場面。

HAMM: Clov!
CLOV (impatiently): What is it?
HAMM: We're not beginning to... to... mean something?
CLOV: Mean something! You and I, mean something!
(Brief laugh.) Ah that's a good one!
HAMM: I wonder. (Pause.)
Imagine if a rational being came back to earth, wouldn't he be liable to get ideas into his head if he observed us long enough.
(Voice of rational being.)
Ah, good, now I see what it is, yes, now I understand what they're at!
(Clov starts, drops the telescope and begins to scratch his belly with both hands. Normal voice.)
And without going so far as that, we ourselves...
(with emotion) ...we ourselves... at certain moments...
(Vehemently.) To think perhaps it won't all have been for nothing!
   http://samuel-beckett.net/endgame.html
0205吾輩は名無しである
垢版 |
2016/06/07(火) 11:54:12.06
>>204 で引用した一節を映画の中で見るには、次のリンク先に行くといい。31分17秒のところ。

   Endgame (Beckett)
     https://www.youtube.com/watch?v=ok7Vc3jczNg&;t=31m17s
0206吾輩は名無しである
垢版 |
2016/06/13(月) 10:03:46.06
Samuel Beckett を読んだり見たりしているうちに Harold Pinter に興味を持ち、
それを読んだり見たりしているうちに Eugene O'Neill や Edward Albee にも
興味が湧いてきて、彼らの脚本もどんどん注文し、それが少しずつ手元に届き始めている。

Library of America シリーズの Eugene O'Neill の脚本集は、3冊合わせて
全部で 3,000 pages を超えると思う。そのうち2冊目だけがすでに届いたのだが、
少しパラパラとめくって拾い読みしていると、いきなり面白そうな台詞が目に付く。
Lazarus Laughed という、タイトルだけでも面白そうな脚本を拾い読みしていても、
やはり興味を引き付けられる。手元の仕事を早く終わらせて、早く読みたいと思う。
とはいえ、英語力の不足のゆえ、すいすいとは読めないのが辛いところだ。
0207吾輩は名無しである
垢版 |
2016/06/13(月) 10:08:58.77
拾い読みしていて、興味を引かれた脚本の一節。

FOURTH GUEST: He (= Lazarus) wished for death! He said to me one day:
"I have known in my fill of life and the sorrow of living. Soon I shall
know peace." And he smiled. It was the first time I had seen him smile
in years.

THIRD GUEST: (a Self-Tortured Man—gloomily) Yes, of late years his life
had been one long misfortune. One after another his children died—

    Eugene O'Neill's "Lazarus Laughed," Act 1, Scene 1;
      Eugene O'Neill, Complete Plays (2) 1920-1931; p.543
0208吾輩は名無しである
垢版 |
2016/06/13(月) 10:16:09.17
これらの脚本家たちの書いた脚本集だけでなく、その舞台の映画版も、イギリスアマゾン
などで手に入るものは片っ端から注文した。そのうちいくらかはすでに届いた。そして
そのうちのいくつかは、すでに見た。舞台の映画版をどんどん見て、脚本をどんどん見て、
そのうちにまたここでいろいろとコメントしたいと思う。

さしあたって、ついこのあいだ見た DVD について紹介しよう。

(1) Harold Pinter が書いた映画シナリオに基づいて制作された映画
   Accident (directed by Joseph Losey)
     これは、まだ一度しか見ていないが、あまり面白いとは感じなかった。

(2) 同じく Harold Pinter が書いた映画シナリオに基づく映画
   The Go-Between (featuring Alan Bates and Julie Christie)
     これは、まあまあよかった。やはりこの二人の俳優は素晴らしいと思う。
     Pinter の書いた脚本もそのうち読むし、別の作家が書いた原作の小説
     も、そのうちに読むつもりだ。
0209吾輩は名無しである
垢版 |
2016/06/15(水) 09:38:22.56
Samuel Beckett の作品については、The Unnamable (小説、英語版で100ページくらい)、
Play (15分の芝居)、Not I(12分の芝居) などが特に好きだが、Endgame(「ゲームの終わり」
と訳されているはず、80分くらいの芝居) は、下記のリンク先にある映画版が
実に素晴らしく、すでに100回くらい聴きながら歩いているが、何度聴いても
感動する。何度も笑い(ただし絶望を超えた笑いであって、楽しい笑いではないが)、
考えさせ、そのセリフの詩的かつ哲学的なリズムと香りと含蓄を感じさせてくれる。

   Endgame
     https://www.youtube.com/watch?v=ok7Vc3jczNg

台詞の見事なリズムの素晴らしさとしては、他の脚本でいえば Dustin Hoffman
と Tom Cruise が主演した Rain Man が素晴らしいと思っている。さらに
Al Pacino 主演による Scent of a Woman がある。この二つの映画と、さっきの
Endgame との3つは、僕にとって詩的ともいえるほどの素晴らしいリズムのある
台詞が連続する作品だ。Shakespeare を読んだり見たりしていたときにも
思ったが、僕はどうも文学や芝居や映画の中でのセリフのリズムをかなり重視して
いるらしい。
0210吾輩は名無しである
垢版 |
2016/06/20(月) 17:55:47.80
test
0211吾輩は名無しである
垢版 |
2016/06/21(火) 11:04:30.80
Eugene O'Neill の脚本の映画化作品 "Long Day's Journey into Night"
(featuring Lawrence Olivier) をイギリスアマゾンから取り寄せ、それを
一度だけ見終わった。全部で 2時間40分の作品。Lawrence Olivier の出演する
映画は、これで4本目くらいだと思うが、今ごろになってやっと彼が素晴らしい役者
であることに気付いた。やはり一世を風靡してしかるべきだ。こんなにまで難しく
中身の濃い古典作品にばかり主演していながらも、きちんと見ごたえある作品に
仕立てあげてしまうのだから、やはり相当に素晴らしい役者であるはずだ。

Eugene O'Neill が死後25年間は上演してはならないと妻に言い残して死んでいった
作品だから、よほど暗澹たる見るに堪えない作品なのだろうと覚悟していたが、
さほどでもなかった。(というのは、僕が十分にこの作品の重さと深さを理解して
おらず、まだ表層をなぞったに過ぎないからなのだろうけど。)

残念ながら、まだ僕の英語力が不足しているため、細部を理解していない。1か月ほど
前に見た "Who's Afraid of Virginia Woolf?" (written by Edward Albee,
featuring Elizabeth Taylor) も、一回目はまだまだ理解が浅かったけど、
二度目に見るとかなり深く理解できたから、この Eugene O'Neill の作品も
もう一度だけ見たらかなり理解できるかもしれないと期待している。
なお、Eugene O'Neill の脚本集3冊シリーズを、Library of America にて
注文していたが、この数日間ほどで三冊とも手元に揃った。3冊合わせて合計で
3,000ページを超えている。
0212吾輩は名無しである
垢版 |
2016/06/21(火) 11:14:35.41
Eugene O'Neill の作品は、まだ脚本をまるっきり読んではおらず、映画版も
まだこの Long Day's Journey into Night だけを、しかも一度だけ見たに過ぎない
が、いま僕が抱いている第一印象としては、とてもいい。Who's Afraid of Virginia
Woolf? も気に入っているが、それとよくにた舞台設定やテーマや演じ方だ。

豪華絢爛な美しい役者たちと壮大な
光景と舞台装置、さらにはとんとん拍子に続く、観客を飽きさせないプロットと
場面展開のゆえに、その内容の空疎さをいくらでもごまかせるので、基本的には
ただの娯楽でしかなく軽薄とさえいえるものがたくさんある。

しかし Who's Afraid
of Virginia Woolf? や今回の Long Day's Journey into Night のような
minimalistic な作品では、そのようなごまかしが効かない。内容の重厚さと
役者の演技だけが勝負どころだ。しかも両作品ともに暗澹たる作品なので、
通常ならば最後まで見てもらえない。それなのにこんなにまで視聴者を
画面の前に座らせ続けるのだから、それだけでも凄まじいほどの充実度だと言える。
そして、それだけにまた、通常の映画や芝居に比べてはるかに台詞や筋が理解
しにくいともいえるので、細部がすぐにわからなくなってしまう。
0213吾輩は名無しである
垢版 |
2016/06/21(火) 20:23:04.40
Eugene O'Neill の "Long Day's Journey into Night" (featuring Lawrence
Olivier) をもう一度、見終わった。

今、Library of America の Eugene O'Neill 脚本集3冊シリーズの中に収録
されている chronology を読んでいるところだが、実に数奇な人生を送った人だ
という感じがする。Long Day's Journey into Night は autobiographical
な作品だと言われているが、確かに彼の chronology を読んでいると、そんな
感じがする。

彼の母親は、彼 Eugene O'Neill を生んだあとに体の強い痛みを抑えるために
医者から処方された morphine の中毒になってしまう。彼自身は、結核に罹ったり
酒に溺れたり売春宿に入り浸ったりする。酒と売春宿に溺れる時代が、十代のときに
すでに兄と一緒に始めている。そのあともずっとそんな生活をしながら、傍らで
Nietzsche, Dostoevsky, Schopenhauer などいろんな作家の作品を読んでいる。
学校での勉強にはあまり熱心ではなく、かなり早く落ちこぼれてしまったようだ。
しかし、彼の作品が後に有名になったので、Yale University から博士号を
授与されているし、Pulitzer prize を2度も獲得し、さらには Nobel prize を
勝ち取っている。

彼の父は役者として大いに売れたし、母は裕福な家庭に育って
非常に育ちがよかったようだ。Eugene O'Neill の生涯はとても面白いので、
いずれじっくり調べてみようと思う。
0214吾輩は名無しである
垢版 |
2016/06/22(水) 20:06:43.89
Eugene O'Neill についてのドキュメンタリー
   https://www.youtube.com/watch?v=ADtcMi2Wwg0

これを1年か2年ほど前に見たが、それを今さっき再び見た。前回と同じく、深く感銘
を受けた。詳しい感想は、また別の機会に書く。
0215吾輩は名無しである
垢版 |
2016/06/24(金) 09:12:07.29
Eugene O'Neill の Long Day's Journey into Night の映画版(Lawrence Olivier
主演)を2度だけ見たあと、脚本を原文で一度だけ読んだ。やはり読み応え、見ごたえが
あると思った。これだけではもちろん読み込み、聞き込みが足りないので、何度も
読んだり聴いたり、さらにはこの作品についての学者による評論文も読みたいと
思っている。この作品だけに焦点を当てた学者による評論が少なくとも2冊あるが、
それを注文した。いずれ読むつもり。
0216吾輩は名無しである
垢版 |
2016/06/26(日) 15:54:28.80
>彼の父は役者として大いに売れたし、母は裕福な家庭に育って
>非常に育ちがよかったようだ。Eugene O'Neill の生涯はとても面白いので、
>いずれじっくり調べてみようと思う。
オニールの父親はその姓が示すように、アイルランド移民であり、彼はアイルランド移民一世と形容される。
1845-48年のアイルランド飢餓によってアメリカへの移民が活発化した。James O'Neillは1847年に生まれており、生後すぐにIrish famineジャガイモ飢饉を迎えている。
この時期のアイルランド移民は、複雑な紆余曲折を経る。被差別階級としてニューイングランド界隈で肉体労働につく割合が多く、10年後には南北戦争が起こる。
USAの分断を象徴し、黒人差別やアイルランド差別を一旦忘れさせる南北戦争の終結と、時を同じくしてJamesは俳優としてデビューする。
その前には、南北戦争の軍服を作る職業についていた。
生後すぐのジャガイモ危機によってcrippleされた、と後にユージンは語る。(まるでドナルド・トランプの言い方ですらある)
南北戦争は金と社会的居場所を与えた。
代表作のキリストとモンテクリストはアメリカ中を旅させ、息子たちは故郷を持たなくさせる。
俳優としてのスキャンダルは良家の子女である妻を浮気相手の訴訟で困憊させる。
次男エドマンドははしかにかかった長男Jamesによって「感染させられて」「殺され」、もう子供は生まない、と誓った妻は妊娠する。
カトリックであり、出産せざるを得ない妻は陣痛によりモルヒネを与えられ、中毒となる。
こうして生まれたユージンは「生まれなければよかった」という憎悪の下に誕生した、とユージンは後に再構成する。
(戯曲では死んだ息子をユージン、三男をエドマンドと逆にしており、作者であるユージンは代わりに兄に殺されている。)
Irish famineなど、フロイト的な解釈の仕方であるのだけれど、フロイト理論に強く影響された戯曲においてはフロイト的な読みをしないわけにはいかない。
当時のニュー・クリティシズムとは程遠いけれど、コンテキストを知ることは重要。
0217吾輩は名無しである
垢版 |
2016/06/26(日) 16:59:20.27
ユージン・オニールの母親は良家の子女ではあるが、彼女もまたアイルランド移民。
大きな違いは、彼女は一世ではなく、移民二世であること。
彼女の両親は19世紀初頭にアイルランド南部からアメリカに移住している。
大飢饉の以前から、イングランド人の多かった北アイルランドに反抗していた南アイルランドではダニエル・オコンネルのようなカトリック解放運動の挫折者がフランスやアメリカに亡命していた。
同じアイルランド移民であっても、カトリックコミュニティで少しずつ成功を収めてきたユージンの母親と、空前の飢饉でアメリカに移民の嵐の中で、俳優としてなりあがった父親とは違う階級に属する。
具体的に言えば、アイルランド移民は時代が下るほど貧しい農民の移民となっていく。
そもそもオコンネルの独立運動が失敗した時点でフランスやアメリカに亡命することが出来たのは渡航費を捻出できる裕福なアイルランド人だったとされる。
その後、残ったアイルランド人は露骨な差別の中に生きていき、1830年代の穀物法闘争により自由競争・比較優位に基づく穀物・ジャガイモ依存の経済が出来上がる。

ユージンの父と母の結婚は反対していた父の死によって成立したが、アイルランド・コミュニティにおける格差・価値観の違いが存在する。
母親は修道院での教育を受けるが、父親にはそのような教育を受けることは出来なかった。男たちのアルコール依存は母方のものではない。
そういう背景が1910年代にフロイト的に立ち現れ、1940年代に100年を隔ててユージンによりトラウマとして再構成される。
0218吾輩は名無しである
垢版 |
2016/06/27(月) 17:27:06.11
>>216-217
実に素晴らしい解説をありがとうございます。Eugene O'Neill にしても、アイルランド人
たちの苦悶の歴史にしても、あるいは当時のアメリカの情勢にしても、ますます
目が離せないという感じです。何日か前に The Iceman Cometh の映画版を見て、
そのあと今ではその脚本を読んでいる最中です。
0219吾輩は名無しである
垢版 |
2016/06/27(月) 17:45:01.91
チヤプリンの嫁はオニールの娘だったかな
0220吾輩は名無しである
垢版 |
2016/06/28(火) 07:04:24.14
>>219
そのようだね。Britannica に、次のように書いてある。

Charlie Chaplin の項目で
That same year he (= Charlie Chaplin) married 18-year-old Oona O’Neill,
daughter of playwright Eugene O’Neill; ....
  (Encyclopaedia Britannica online)
0221吾輩は名無しである
垢版 |
2016/06/29(水) 18:42:57.23
Eugene O'Neill の Long Journey into Night を読み終わったあと、
The Iceman Cometh を丁寧に読んでいたのだが、あと4ページで読み終わるという
正念場のところで仕事が入り、またもや 10日間ほど本が読めない生活が始まって
しまった。僕にとってのこの2作目である The Iceman Cometh は、実に素晴らしい。
Long Journey よりもさらに僕にとっては印象深い作品になるかもしれない。

ただ、英語そのものは Long Journey よりもはるかに難しいと感じた。それもそのはずで、
当時の時代の動き(たとえば anarchist の運動)を映し出すキーワードがたくさん
出てきて、それをいちいち辞書やインターネットで調べないといけなかったし、
さらには登場人物の多くがイタリア訛り、南アフリカ共和国訛り、黒人訛りなどの
強い訛りがあったので、それを理解するのもけっこう大変だ。

しかし、だからこそ実に面白かったともいえる。一般的に、読みづらい英語で書いてある
本は、決して気取って難しくしてあるわけではなく、必要があっていろんなものを
盛り込んであるのだが、それがたまたま僕なんかにとっては辞書を引っ張りまわさないと
いけないような難しいものになってしまう。

ともかく、この The Iceman Cometh も、映画版と脚本との両方を、これから死ぬまで
何度も何度も味わう価値があると感じている。
0222吾輩は名無しである
垢版 |
2016/06/30(木) 09:11:04.74
>>221
Long Journey into Night ではなく、Long Day's Journey into Night だった。
0223吾輩は名無しである
垢版 |
2016/07/01(金) 10:22:23.85
>>196 ですでに紹介したが、

   Eugene O'Neill についてのドキュメンタリー映画(2時間)
     https://www.youtube.com/watch?v=ADtcMi2Wwg0

このドキュメンタリーは、実に素晴らしい。たくさんのドキュメンタリーを見てきたが、
これほどよくまとまっており、そして何よりもナレーションや解説や、出演する
役者たちによる Eugene O'Neill の作品の朗読実演があまりにも素晴らしく、
このドキュメンタリーの2時間の全体が一つの散文詩になっている。

僕がこのドキュメンタリーの画面と音声とを両方、きちんと座って見たのはまだ
3回だけだが、聴くだけなら毎日のように歩きながら、あるいは家事をしながら
聴いている。おそらく100回くらいは聴いたと思う。歩きながらだったりするので、
もちろん細部は思いっきり聞き逃しており、流しているだけだ。しかしいつも、
歩きながら、あるいは洗濯物を干しながら聞き、感動し、そのあまりの美しさに
涙さえ流しそうになる。

Eugene O'Neill の作品そのものもすごいが、それを演じる役者たちも群を抜いている。
さらには作品や作家を批評する学者たちや脚本家たちによる解説も、何とも言えない
素晴らしいものがある。

科学・時事問題・歴史・芸術・文学など、ありとあらゆるドキュメンタリーを
日本語でも英語でも見てきたが、このドキュメンタリーほど素晴らしいものは
見たことがない。そこに流れる英文そのものも(O'Neill の書いた原文だけではなく
作家や学者や役者たちによる解説や演技が)美しいことこの上なく、さらには
その背景に流れる音楽も素晴らしいので、そのうち、ぜひこのドキュメンタリー
2時間をすべて書き取ってこの2ちゃんねる上に載せたいと思っている。

3年ほど前には、「ヴァージニア・ウルフ」というスレッドにて、俺は
Virginia Woolf 関係の YouTube 上のドキュメンタリーや映画に流れる
英語を片っ端から書き取ったことがあった。その続編として、ここでも
Eugene O'Neill について試みたいと思っている。
0224吾輩は名無しである
垢版 |
2016/07/01(金) 22:21:18.78
Iceman Commethは「氷人来たれり」とでも訳すべきなのか、「氷売り来臨」とでも訳すべきか。
「Long Day's Journey into Night」を読むきっかけになった作者の別の小説に、幼少の頃に出会った「氷売り」が出てきて、奇妙に印象深かった。

there was a black iceman around for a few years, before Seaboard monopolized the summer trade.
He always puzzled his mother, not so much because he was a Negro selling ice, the first and last anyone ever saw, but because of how he sold it.
She would ask for a twenty-five-cent piece of ice and he would cut a piece and put it on the scale and say, “Dat’s it.”
And she would bring it inside and over dinner that evening she would say to the family,
“Why does he put it on the scale? I never see him add a piece or chop off a piece. Who is he fooling putting it on the scale?”
“You,” His father said.
She would get ice from him twice a week until one day he just disappeared.

シーボードが夏の取引を独占する前の数年間、黒人の氷売りがいた。
氷売りはいつも少年の母親を困惑させていたが、それはニグロの氷売りという、それまで誰も見たこともなく、またその後見ることもなかった存在だったからではなく彼の氷の売り方だった。
彼女は25セント分の氷を買ったものだが、黒人の氷売りはいつも氷を切り出し、はかりに載せて「ほらどうぞ(ダッツイット)」と差し出す。
彼女はいつも氷を持ち帰っては、その日の夕食の席で家族に言うのだ。
「いったいどうして彼は秤に載せるのか?これまで氷を付け足したり減らしたりするのを見たことがない。いったい秤に載せることで誰をからかっているのだろう?」
「お前さんだよ」と少年の父親は言うのだった。
彼女は彼から週に二回氷を購入し、それは彼が姿を現さなくなったまさにその日まで続いたものだった。
0225吾輩は名無しである
垢版 |
2016/07/01(金) 23:21:51.15
ニューイングランドにおいて、氷売りは特殊な職業だった。冷蔵庫自体が開発されたのは19世紀だが、19世紀初頭から急増する人口は冷凍技術を必要とした。
ソローが描いた「ウォールデン」には湖から氷を切り出す風景が出てくる。冬の間に凍った湖から切り出された氷は冷凍室と呼ばれる倉庫で保存された。
iceboxという単語は1839年にはじめてアメリカ英語に入ったが、これはブリキの容器を大きな木の樽に入れ、容器と樽のすき間に氷をつめ、これら全体を断熱材の代用になる兎の毛皮で包んだもの。
1803年に特許をとられている。ボストンには「氷王」が居り、馬の力で氷を切り出す技術を独占していた。このアイスカッターは冷蔵庫の大衆化を助け、1840年代までに家庭に氷を配達する人を意味するiceman(氷屋)という言葉を生みだした。
氷屋の登場は市民の家の造りにも変化をもたらした。人々は留守でも氷を配達してもらえるように玄関先に小さなポーチを増築するようになった。氷の配達を希望する家は、氷屋がポーチに置かれてある木製冷蔵庫に氷を入れて行く。
氷屋は重労働であり、当時の単純労働者、つまりは移民が多くつく職業だった。ソローもユージンの戯曲の部隊も、前出の小説家もニューイングランド周辺であり、氷を切り出し、保存する水源が近くにある。
肉類の海外輸出が出来るようになったのは冷凍技術が可能になった時代の産物だが、家でも保存するのはこのような氷屋が必要だった。
1920年代後半、ちょうどユージンの戯曲や小説家の時代にGE社の家庭用冷蔵庫が広まり、消えていく。

ユージンの戯曲で氷屋が妻の浮気の冗談だったり死神めいた役割を振られることや、黒人の氷売りなどほかに存在しなかったと作中人物が回想する。
大金持ちのニューイングランド人は自宅に氷室を持ち、中間層が氷売りから定期的に氷を買い、酒や肉類を冷やす。朝から働きづめの氷売りはまた別の階級に属する。
0226吾輩は名無しである
垢版 |
2016/07/02(土) 13:11:53.58
>>224-225
いろんな人からたくさんのことを教えてもらえるので、実にありがたい。
0227吾輩は名無しである
垢版 |
2016/07/16(土) 01:00:21.27
The Iceman Comethという戯曲は「ラザロが笑う」と同じく、たくさんの聖書からの引用というかオマージュが詰め込まれている作品だ。
主人公といっていいのか分からないが、毎年酒屋の主人の誕生日を祝いにくる男はまるでキリストのように振舞う。
甘美な敗北の美学に打ちひしがれた人々に希望を与え、愛を口説く。しかし彼はキリストではなくて妻を殺した殺人者に過ぎない。
それも、最初は言い訳をしており、妻の不幸を嘆き、あまりにも自分を愛しすぎる妻を「愛ゆえに」殺したのだ、と主張する。
ところが、まるで自分の口から出る言葉ではないかのように「愛ではなく憎しみから殺したのだ」と禁断の言葉が飛び出してしまう。

よみがえったラザロが笑い続け、「死は怖くない」と人々に奇跡を伝道する。
しかしキリストの教えではなく、異教的な快楽主義のラザロは誰一人救うことなく死への道を提供するだけだ。
自分の子供が死んでなお笑うラザロ、後の暴帝となる兵士の殺されるラザロをただ一人咎める彼の妻はThe Iceman Comethのただ一人似非キリストを信じようとしない死を受けれながら死を選ばない哲学者に似る。

Lazarus Laughedから10年以上を経て、その間に僅かなりと希望を抱かせる戯曲を書いていたはずの彼が、再びこの絶望的なペシミズムに回帰してしまっているのは悲しい。
0228吾輩は名無しである
垢版 |
2016/07/18(月) 18:59:27.61
◆S価大学校入試予想問題(英語)◆
 次の文章を訳して大勝利しなさい。

(1)Mr. and Mrs. Kinmanko are missing leaving only a message .

(2)Strangely ,Kinmanko does not have the experience that ran for election .

(3)The son of Kinmanko entered Yukichi University without entering S-ka University .

(4)The death announcement of Kinmanko is a  plan after Nikken and Asai .

(5)The death announcement of Kinmanko is going to set it on October 13 same as a Nichiren great saint .

(6)Strangely ,the representative of the political party which Kinmanko made never encountered Kinmanko .

(7)Because Kinmanko is busy with writing activity ,the cerebral infarction can not be treated .

(8)Kinmanko and the followers get a posthumous Buddhist name secretly, and they are going to bury it secretly.

(9)Kinmanko cannot have a degree from the Japanese national university.

         /ヾ   ;; ::≡=-_
       /::ヾ      ~~~  \
       |.::::::|  Sect SGI    | ←Buddha's vengeance
       ヽ;;;;;|   -==≡ミ  ≡=-|
      /ヽ ──| <・> | ̄|<・> |  
      ヽ <     \_/  ヽ_/|
      ヽ|       /(    )\ ヽ
       | (        ` ´  | | <Mahalo 、Fool、Kinmanko! Thank you、Sentence-spring!!
       |  ヽ  \_/\/ヽ/ |
       ヽ  ヽ   \  ̄ ̄/ /
        \  \    ̄ ̄ /
0229吾輩は名無しである
垢版 |
2016/08/17(水) 12:48:11.49
僕はしばらく前から2ちゃんねるでは投稿しなくなった。今では
   http://alcom.alc.co.jp/users/286592/diary
この場所にて「日記」という形で英語や文学について書いている。Eugene O'Neill
についても、最近はよく書いている。彼の作品に出てくる英語表現にこだわった記事が
大多数を占めるが、たまに Eugene O'Neill の作品そのものについての僕なりの
感想文をも発表している。
0230吾輩は名無しである
垢版 |
2016/08/17(水) 16:33:50.67
あのなオニールのは脚本ではなくて戯曲な
この違いがわからないのかな
0231吾輩は名無しである
垢版 |
2016/08/17(水) 16:38:57.40
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0232吾輩は名無しである
垢版 |
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0233吾輩は名無しである
垢版 |
2017/06/04(日) 22:11:27.34ID:UnFKUqeY
おーぷん2ちゃんねるのオカルト板に行って
意味不明って検索してから260番のレス見てみ。

きっと必要なことが書いてある。
0234吾輩は名無しである
垢版 |
2017/07/25(火) 21:12:07.29ID:nG14l0xf
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