マスター制作環境がぶっ壊れてると起きる弊害としてはこういうイメージ

@正しい画(EW3270Uでの再生)
https://i.imgur.com/PRAX3Bq.jpg

A色合いがおかしな安物HDRテレビで同じ動画を再生した時の見え方のイメージ
https://i.imgur.com/LuOqlma.jpg

B色合いがおかしな安物HDRテレビでマスター製作した場合の、色合いが正しいディスプレイでの見え方のイメージ
※色合いが壊れてるテレビで@の様に調整するという事
https://i.imgur.com/GfKmU0K.jpg

カラーグレーディングに使うマスターモニターの重要性ってこういう事
基準が壊れたら何が正しいかがわからない、というのもあるし、
大多数のテレビはズレはあっても壊れては無いと見做せば大多数の環境で色が崩壊する事になる。

実際のカラーグレーディングではモニタの性能だけじゃなく視聴環境もちゃんと管理しないと駄目だよ
赤い証明の部屋じゃ赤みがかって見えるし青い照明の部屋じゃ青みがかる。当然見え方違ってくるからね。

余談だが映画の場合はSONYの有機ELのマスターモニターの更に上を行く
Dolbyの水冷超高輝度(4000nit)モニターを使ってるところもある。
これ使ってるところだとUHD BDのHDRの最大輝度4000nitなんてのも作れる。
SONYのZ9D試作機はこれより性能上らしいね。量産機は2000nitくらいだとか。