【函館 鹿角家】

理亞(ルビィ…………)ハァ

理亞(ルビィのこと……頭から離れない……)

理亞(最初は気弱そうな奴だと思ってた……でも……)

理亞(ルビィは大事なライブに失敗して落ち込んでいた私を、勇気づけてくれた)

『じゃあ、最後にしなければいいんじゃないかな!』ニコッ

理亞(あの時のルビィの笑顔………今でも思い出すだけで………すっごくドキドキする………)

理亞(どうしよう……この気持ち……抑えられない……)ハァ

聖良「…………理亞、どうしたの?そんなに溜息ばかり付いて」

理亞「…………姉様」ハッ

聖良「なにか悩みがあるなら、なんでも相談してね?」

理亞「姉様、ありがとう……」

理亞(……私、姉様に心配かけちゃった……)

理亞(新しいグループを作るって、姉様やみんなを喜ばせるって、そう決めたのに……!)

理亞(そうだ……このままじゃ……弱い心じゃダメなんだ!)

理亞(ルビィに、この想いを伝えよう!)

理亞「よし!!!!!!!!」バン!

聖良「!?」ビクッ

理亞「姉様!これから私、沼津に行ってくる!」

聖良「えっ……」

理亞「ごめん!大事な用があるの!行ってきます!」

理亞(思い立ったら即行動!ルビィに告白するんだ!)ダダッ!

聖良「ちょ、ちょっと理亞!?」

ドア「」つガチャッ.. バタン!

聖良「行ってしまいました………」ポカーン