独居は,性・年齢に関わらず孤独感による自殺死亡の危険因子であり,その影響は70歳以上では男性の方が女性より大きい可能性が示唆された。また,独居群,同居群ともに高齢者では孤独感による自殺死亡率が上昇していることから,同居人の有無に関わらず高齢者の孤独感の解消を行うことが自殺対策として必要になると考えられた。